ラグビーのW杯日本大会で日本代表の初8強入り貢献したSH田中史朗(34)とSO田村優(30)が25日、東京都町田市で所属チームのキヤノンに合流。来年1月のトップリーグ開幕に向け、まずはジムで軽く汗を流した。
2人ともW杯後はテレビやイベントへの出演が相次ぎ、田中は「正直、ちょっと疲れています。家族とも過ごせていない」と苦笑い。一方、田村は「山に登ったり海や川で泳いだり…。ラグビーとは違うアクティビティーで体を動かしていた」と、多忙な中にも時間をつくって調整していたことを明かした。
パナソニックから加入した“新人”田中は「パナソニックでは控えが多くなったし、新鮮な環境を求めて」と移籍理由を明かし「現役を続ける以上、代表は絶対に目指さなきゃいけない」。4年後のW杯出場も視野に入れているという。話題のリーグプロ化構想について聞かれると「日本が世界に勝つにはプロ化は必要。パフォーマンスも向上するし、選手自身が責任を持って普及活動に取り組むことなど全ての面で」と前向きだった。
田村はチームメートになった田中について「経験もすごいし、コーチにも意見を言える。これからは2人でゲームを動かせる」とし「日本一を狙いたい」と力強く宣言した。