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束縛男と付き合っていた話~これがマインドコントロール?~

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以前、
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の記事を掲載しましたが、

その後に付き合った彼は

とんでもない束縛男でした。

 

なんと男運のない私

 

束縛男なんて、私は絶対に付き合えないと思っていたのに

 

なぜそうなった?

そんな不思議な物語

 

放任主義者と名乗る男

 

 

当時大学3年生

お付き合いする前の彼は

バイトにサークルと忙しく

どちらかというと彼女をほったらかしにするような男性だったそうです。

 

私は男友達が多く、

男性と連絡を取ったり2人で飲みに行くこともしばしば。

 

実際、私が飲み会に行くのもOK!

というスタンスだったので

お付き合いをはじめてからも

以前とさほど変わらない友達付き合いをしていました。

 

浮気男の時もそうでしたが、

最初はそんな人ではなかったというのが

別れを決断しにくくなるひとつの理由となります。

 

徐々に見せる束縛男の片鱗

 

彼が、ふと

私と男友達のやり取りを見ていないとわからないことを口にしました。

 

あ、携帯見たのね?? 

 

理由を聞くと

「男友達とどんなやり取りをしているの気になった」

だとか。

 

いや私に聞けよ。

 

と、違和感は感じたものの

男友達が多いが故に、

不安にさせるような行動をとる私にも責任はあると思い

 

今後気に入らないことがあれば直接言うこと

もう携帯を見ないこと

 

を約束しました。

 

 

プライドの高さとの葛藤

 

男性のいる飲み会に行ってもいいかたずねると

彼は快く了承してくれます

 

しかし帰宅後不機嫌な彼

 

行ってほしくないなら言えばいいのに

器が小さいと思われたくなくて言えない彼

 

口に出してくれるなら、話し合いができるのに

態度に出されると話し合いにもなりません。

 

 

素直に、その気持ちを伝えてもらっていたら

私と彼の未来は変わっていたのかもしれません。 

 

完全なる束縛男へ

 

1度iPhoneを見てしまった彼は

おそらく、もうiPhoneを見ないと安心できなくなっていたのかもしれません。

私も、もう見られても何も言いせんでした。

 

最初は見るだけで特に何も言ってくることはありませんでしたが、

だんだんと男性とのやり取りを勝手に既読にする

私がまだ彼に話していない遊びの予定があると

不機嫌になる

など、

徐々に彼の許せる範囲は狭くなり

ついに

男性とやり取りをするだけで嫌な顔をするようになりました。

 

こうやって監視がエスカレートするまで約1年。

 

おそらく、最初からこの状況だったら

異常だと分かったかもしれませんが

徐々にエスカレートしたため

気づいたらこんな状態、という感じで

彼が完全に束縛男になっていることに気づけませんでした。

   

もちろん、男性とのやり取りは控えていましたし、

就活も忙しくなっていたので友人との連絡も少なくなっていました。

 

インターネットの検索履歴から

アルバムの削除履歴

インスタグラムやTwitterのDM

 

隅から隅まで見られるようになりました。

 

彼はもう

私が何を考えているのか

どんなことに興味があるのか

 

自分で考えたり私と話すことではなく

iPhoneの中に答えを求めるようになっていました。

 

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マインドコントロール?

 

そんな束縛も、

最初からそうだったら私もお付き合いをやめていました。

もともと束縛されることが大嫌いだったからです。

 

ではなぜ、別れなかったのか。

 

最初は異常だと思ったiPhoneの盗み見も

何度もされるうちになんとも思わなくなり

彼が不機嫌になるのがめんどくさいからと

友人との予定も自分から入れなくなったり

窮屈だなーと思いながらも

ゆっくりと、でも完全に束縛を受け入れていたんです。

束縛以外では、特に何の問題もなかった彼。

ケンカも別れ話もめんどくさくなり

彼をなるべく不機嫌にさせないように行動するようになっていました。 

 

 

このままエスカレートしたら

 

だんだんと強くなる束縛。

彼自身も制御が難しくなってきたのか

私たちの仲を応援してくれた先輩や 

 親しい友人にも

その矛先を向けるようになりました。

 

また、注意するときの言葉遣いが荒くなったり

親しかった男性の連絡先を消すよう言われたり

SNSにデートしたときの写真を投稿するように言われるようになしました。

 

このままエスカレートしたら、

例えば、GPSを持つように言われる

SNSのアカウントを共有するように言われる

暴力を振るわれる

など、許容できない行動に

彼がうつるのではないか、と不安になっていました。

 

 

環境の変化と目覚め

 

そんな時、

私と彼は大学を卒業し、

私は就職、彼は大学院生になりました。

 

私は、就職してすぐ1か月の研修期間があり

同期たちと地方で共同生活することになりました。

 

もちろん彼と離れてしまうのは寂しかったですが

毎日慣れないことが続き

同期とは言えみんな初対面の中での生活は

それなりに疲労感がありました。

しかし、慣れてくると

同期たちとの時間が楽しくて充実して

帰りたくないとすら思っていました。

 

一方、彼は

大学院に進学したとはいえ

在学していた大学の大学院に進学したため

同じ校舎

同じ人間関係

 

社会人になる私に

どこか焦りのようなものを感じていたようです。

 

私の職場は男性が多く、

同期の男女比も9:1

 

彼からは

いつどこでだれといるのか

証拠の写真はないのか

なぜすぐ返信できないのか

と威圧するような連絡が来るようになりました。

しかしこちらは平日は研修

帰宅後も復習や

疲労ですぐ就寝してしまったりと

彼を放置する時間が増えました。

 

彼と距離を置いて冷静に

この状況は極めて異常

私、とっても窮屈じゃない?

研修が終わって、

私は普通に働き始めるようになったらどうなっちゃうの?

と考えることができました。

 

 

 

別れを決意して

 

研修が終わり、

彼に会うと

 

久しぶりに会えてうれしそうな彼

研修期間の彼の豹変や

研修期間自由に行動できる喜びを知ってしまった私。

 

とてつもない温度差です。

 

そこで彼が一言

 

「なんで仕事中LINE返してこないの??」

 

 

ダメでしょうこれは。

 

私は、彼と過ごすことも

憂鬱になってしまいました。

私のiPhoneが鳴れば

彼はすぐさま反応し、

画面を覗こうとしてきます。

 

ああ、無理だよ

あんた、やばいよ

 

いくら彼氏でも

踏み込んではいけないことがります。

ようやく気付いた私。

 

このままでは、

男性社員が多いうちの会社のお付き合いや

社員会も

行けなくなってしまう。

 

人間関係をこの人のために狭めるのは

私にとって大きな損害だ。

と奮起。

 

彼に別れたい旨、

会ったら混乱して言えないだろう不満を

LINEにして送りました。

 

直接会っての話し合いをすると

 

 

話し合えば仲直りできる

と彼が思っていることが言動からわかりました。

 

私がLINEで伝えたことも

本気度も

伝わっていませんでした。

 

なぜか号泣してしまいました。

 

その時は

彼の良いところもわかっている。

この束縛に耐えられなくなってしまったことが

申し訳ないと思っていたんです。

 

はい、馬鹿です。

 

しかし、話し合いの中で

何度も別れることを拒否した彼が

号泣する私を見て

別れを受け入れたのです。

 

きっと、彼も

止められない束縛や

私との温度差に少しは気付いていたのでしょう。

そう思いたい。

 

号泣していた私、

冷静になって心の中でガッツポーズをしました。

 

しかし、この手のタイプは

逆上させてしまったり

変に突き放すと

ストーカーなどになりかねないと思い

なるべく穏便に、でもはっきりと

別れることを了承してもらいました。

 

 

別れてからのこと

 

浮気男の時に問題となりました、

荷物の受け渡しについて。

 

この彼は後日きちんとキャリーケースを持って現れましたよ。

 

私はもう彼のモノはすべてまとめておいたので

あとはキャリーケースに詰めるだけ。

 

おそろいの部屋着

一緒に買った洋服

 

思い出のモノがたくさんありました。

彼は、泣きながらそれらを詰めていました。

彼がよく履いていた部屋着を見て

彼が一言

 

「この部屋着、持っててくれない?」

 

問答無用、持っていけ。

 

しかし、逆上されたり言い合いになっては困る。

 

彼が帰ったら速攻捨てようと決意し

ありがとうと言う私。

 

そして、思い出のペアリングを外し

 

「これ持っててよ」

 

と私に差し出す彼。

 

以下同文です。

 

そして、私のペアリングを

彼は自分のネックレスに通しました。

 

非常に

気持ち悪いです。

 

 

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最後の最後に

 

私は思いました。

彼は、自分に酔っているんだ。

この世界観を壊さないようにすれば

彼はおとなしく帰ってくれる。

 

荷物を詰め終えた彼は私に言いました。

 

「お手紙を書いてきました。」

 

と、朗読を始めました。

 

 

 

嘘でしょう

 

 

 

 

「初めてのデートは、〇〇でしたね?」

 

と、時折私の顔を見ながら

手紙を読み進める彼。

 

拷問でしょうか。

 

便箋4枚

まあまあ長いです。

 

私が結婚式で読んだ両親への手紙よりも長いです。

 

 

手紙を読み終えると

彼はもう1通の手紙を私に差し出しました。

 

これは、いざというときに読んでね。

 

 

あなた、これから何する気ですか?

 

 

玄関へ向かう彼。

 

「見送ってくれるの?」

 

いえ、あなたが出たら鍵を閉めるために玄関まで来たんですが。

 

 

彼はあろうことか

別れのキスをせがんできました。

 

私は察しました。

彼は、この別れを

一時的なものだと思っている。

お互い、考え直し、悪いところを直したら

また付き合えると思っている。

 

私の困惑した顔を見て

 

「あ、そうか。

俺たち、お別れだもんね。

またね」

 

と出ていきました。

 

また、は一生来ません。

 

私の場合、

彼が自分に酔ってくれたおかげで

話し合いやその後のことも

穏やか(?)に進みましたが

一歩間違えていれば、

逆上されたり

ストーカーになってしまったり

身の危険があったかもしれないと思うとぞっとします。

 

皆さんも、

パートナーの束縛に

少しでも異常があると判断したら

速めに対処することをお勧めします。

 

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ちなみに、もう1通の手紙は

彼が出ていってすぐ読みました。

中身は

 

もし、会いたいと思ったら

すぐ連絡してきてください。

君が、俺に会いたいと思うとき

きっと、俺も君に会いたいと思っているからです。

 

でした。

意味が分かりません。

すぐ捨てました。

 

その後今の夫とお付き合いしたのですが

iPhoneを見られない

ってなんてストレスがないんだ!!と感動しました。

 

教訓 ・最初からではなくだんだん束縛が強くなる場合もある。
・束縛を許してしまうとエスカレートする。
・自分の交友関係にも影響を与える。
・精神的に追い詰められる。
・エスカレートすると、暴力や脅しにつながりかねない
・話し合いができる関係性を築く。
・1度エスカレートした束縛を直すことは難しい。
・別れ方には注意が必要
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