７０個に小分けして飲み込む　液体大麻を密輸した疑い　ＲＫＫ熊本放送の報道スタッフの男を逮捕【熊本】

アメリカから液体状に加工された大麻を密輸したとして大麻取締法違反（営利目的密輸）の疑いでＲＫＫ熊本放送報道部のカメラアシスタント・本村栄基容疑者（３５）が逮捕されました。液体大麻を飲み込んだ密輸の摘発は全国で初めてです。警察や税関によりますと、同容疑者は液体状に加工された大麻をアメリカから韓国を経由して今月１日、福岡空港に営利目的で密輸した疑いで、細かく切り分けたストローに液体大麻を入れ、ラップで包んだ７０個を飲み込んで体内に隠していたということです。空港での服装や手荷物の少なさなどを不審に思った税関職員が声をかけて発覚。税関によりますと同容疑者は、最近アメリカや東南アジアへの渡航歴があったということです。調べに対し容疑を認めており「アメリカで買った。電子タバコで吸うために密輸した」などと供述。警察は組織的な関与があるとみて密売ルートなどを調べています。従業員の逮捕を受けＲＫＫは２５日夜、会見を開き、坂口洋一朗取締役が「報道機関として高い倫理観が必要。その信頼を傷つけたことを非常に申し訳なく思っている」と陳謝しました。