【報ステ】教皇ドームでミサ 原発被害の少年と面会[2019/11/25 23:30]
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来日中のローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が東京ドームでミサを行い、約5万人が釘付けとなった。このミサに先立ち、教皇は東日本大震災の被災者らと面会。そこで福島県から東京に自主避難している鴨下全生さん(17)と再会した。鴨下さんは、転校先の小学校で原発事故を理由にいじめを受け、その後“福島出身”であると言えなくなったという。救いを求めて悩みを打ち明ける手紙を教皇に送ったところ、今年3月、バチカンに招待された。これをきっかけに“福島出身”を隠すことを止めたという。鴨下さんは25日、「汚染された大地や森が元通りになるには、僕の寿命の何倍もの歳月が必要。だから、そこで生きていく僕たちに大人たちは汚染も被ばくも、これから起きる可能性のある被害も隠さず伝える責任がある」と語った。鴨下さんの話を聞いた教皇は演説の中で、未来のために「核エネルギーからの転換」を訴えた。