インスタント麺をお湯で戻し、湯切りしてからソースと合わせたら、カップ焼きそばのでき上がり。焼かないけど焼きそばである。
しかし、インスタントでも焼いてつくったほうがおいしいという。麺を戻して焼き、最後にソースを掛ける。専用のホットプレートもあるほどで、ネットを中心に話題になった。
そのホットプレートとは、ライソンの「焼きペヤングメーカー」のこと。2019年4月に一般販売が開始された、「ペヤング ソース焼きそば」を焼いて食べるための専用ホットプレートである。話題性の高さが手伝い、これまでに2万台以上売れている。
ライソンは大阪府東大阪市に本社を構える家電や日用品の企画・販売会社。母体は、クレーンゲーム用景品の企画・制作・販売を行っているピーナッツクラブ。「ペヤング ソース焼きそば」を開発・製造・販売しているまるか食品とピーナッツクラブが、クレーンゲーム用景品の企画で以前から取引があり、その縁もあって「焼きペヤングメーカー」は実現した。
誕生のきっかけは、ほんの偶然だった。同社の山俊介社長が「ペヤング ソース焼きそば」を家で焼いてつくってみたところ、インスタント麺をお湯で戻してからソースを合わるつくり方よりもおいしいものができたことだった。
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