1945年8月、原子爆弾の投下でヒロシマ・ナガサキは被爆し、一瞬のうちに死傷者が20万人を超え、都市は破壊されました。戦争の悲惨さや平和の大切さは語り継がれていますが、70年の月日が経ち、戦争や原爆の記憶が薄らいできています。

 JCIIフォトサロンで開催中の「知っていますか…ヒロシマ・ナガサキの原子爆弾 被爆から70年」展での展示写真は被爆直後から約3カ月間に11名がカメラでとらえた現実です。現存する貴重な写真フィルムからのプリントは、印刷とは違う迫力で悲惨な実相を訴えかけてきます。

【広島】

被爆翌日の市内 1945年8月7日 撮影:岸田貢宜 所蔵:岸田哲平、広島平和記念資料館提供

荷車で運ばれてきた少年 1945年10月11日 撮影:菊地俊吉 提供:田子はるみ

被爆直後 御幸橋で救護を待つ 1945年8月6日 撮影:松重美人 提供:中国新聞社

被爆した婦人の背中 1945年8月7日 撮影:尾糠政美 提供:広島平和記念資料館

被爆後パノラマ 1945年10月上旬 撮影:林重男 提供:広島平和記念資料館

【長崎】

お握りをもつ親子 1945年8月10日 撮影:山端庸介 所蔵:山端祥吾、日本写真保存センター寄託

負傷者を運ぶ 1945年8月10日 撮影:山端庸介 所蔵:山端祥吾、日本写真保存センター寄託

水を飲む少女 1945年8月10日 撮影:山端庸介 所蔵:山端祥吾、日本写真保存センター寄託

乳を飲ます母親 1945年8月10日 撮影:山端庸介 所蔵:山端祥吾、日本写真保存センター寄託

破壊された市電と死者 1945年8月10日 撮影:山端庸介 所蔵:山端祥吾、日本写真保存センター寄託

「知っていますか…ヒロシマ・ナガサキの原子爆弾 被爆から70年」展
 JCIIフォトサロンでは、来る2015年8月4日(火)から8月30日(日)まで、「知っていますか…ヒロシマ・ナガサキの原子爆弾 被爆から70年」展を開催いたします。
 1945年8月、原子爆弾の投下でヒロシマ・ナガサキは被爆し、一瞬のうちに死傷者が20万人を超え、都市は破壊されました。戦争の悲惨さや平和の大切さは語り継がれていますが、70年の月日が経ち、戦争や原爆の記憶が薄らいできています。
 今回の展示写真は被爆直後から約3カ月間に11名のカメラがとらえた現実です。現存する貴重な写真フィルムからのプリントは、印刷とは違う迫力で悲惨な実相を訴えかけてきます。
 本展示は、主催:公益社団法人日本写真家協会「日本写真保存センター」、一般財団法人日本カメラ財団、後援:中国新聞社、公益財団法人広島平和文化センター平和記念資料館、協力:長崎原爆資料館、朝日新聞社、一般社団法人日本写真著作権協会で開催いたします。
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