金沢の地名の由来とされる民話「いもほり藤五郎」の人形劇を自作した金沢学院大教育学科の２年生は２３日、いしかわ子ども交流センターで、学外では初めてとなる公演を行った。大勢の家族連れが金沢弁を織り交ぜた劇と踊りを楽しんだ。

　学生は市の「協働のまちづくりチャレンジ事業」を受け、人形劇を作ったほか、テーマソング「うたっておどる藤五郎」を作詞作曲し、振り付けも考えた。１２月には金沢駅こどもらんど、市内の保育所、図書館で公演する。今後は民話「天狗（てんぐ）さんの寺」の紙芝居も作り、保育所などに贈る。

　２３日の公演では、学生５人が器用に人形を操り、来場者を物語の世界に引き込んだ。人形と記念撮影する子どもの姿も見られた。