3区(10・9キロ)は日本郵政グループの鈴木亜由子(28)と天満屋の前田穂南(23)の東京五輪マラソン代表同士の対決。トップを守ってたすきをつないだ鈴木に軍配が上がった。代表内定後の初レースで快走し「1区、2区のルーキーが頑張ってくれたので、頑張りを次につなげたい思いで走りました」と笑顔を見せた。
日本郵政グループの1区・広中が区間記録を18秒更新。2区でさらに差を広げ、鈴木はトップでたすきを受けると、終始単独走で先頭を守って4区につないだ。9月15日の五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」で前田に次ぐ2位だった鈴木は、34分42秒で区間記録に12秒差に迫った。天満屋の前田はトップと1分43秒差の18位でたすきを受け、7人抜きの11位でつないだ。タイムは34分55秒だった。