「女性宮家」付帯決議反対の自民・有村治子氏が党役職辞任の意向 野党議員に手紙 反対の着席は「突然腰が上がらず自分でも驚き」と釈明

 
自民党の有村治子氏(斎藤良雄撮影)
自民党の有村治子氏(斎藤良雄撮影)

 天皇陛下の譲位を可能にする特例法案の付帯決議の採択で反対した自民党の有村治子参院政審会長代理が党役職の辞任を申し出ていたことが8日、分かった。

 有村氏は7日の参院特別委員会で特例法案には賛成したが、その後に採択された「女性宮家の創設等」の検討を政府に求める内容の付帯決議に反対した。特別委の委員を務める野党議員は同日、有村氏から付帯決議に反対したことを謝罪する手紙を受け取った。

 それによると、付帯決議の起立採決で、反対を意味する着席のままだったことについて、有村氏は「この一週間、法案に賛成するということだけで頭の中が一杯になっており、何を考えていたのか、附帯決議の採決があるという当然のことを、すっかり放念しており、突然腰が上がらない事態に陥ってしまいました」と説明。その上で「大変反省しており、自分でも驚き、言葉を失っております」と釈明した。

 さらに「言葉では言い尽くせないご迷惑とご心配」をかけたことを謝罪し、党の役職について「進退伺い(辞表)を慎んで提出致しました」とした。

 有村氏は参院政審会長代理のほか、参院の「合区」解消などを目指す自民党の「参院在り方検討プロジェクトチーム」の座長を務め、党憲法改正推進本部の幹部メンバーにも名を連ねている。自民党の吉田博美参院幹事長は7日に有村氏を呼んで口頭で厳重注意していた。

 有村氏はいったん就任した特別委の理事を1日に辞任していた。自身のホームページでは「女性宮家の創設等」と明記した付帯決議案に反対の意向を示していた。