このモデルをリリースするのはモーターサイコと言う新しいブランド。 ブランドと言っても実態は元ホビダス編集長の山田剛久氏が一人でやっていると思われる。 山田氏はモデルカーズやスピード☆キング!でDeal's Wheelsの記事を執筆した人物だ。 そう。 このモデルは日本からリリースされるのだ。 8月のお盆休みのクソ暑い午後。 ネットでこのアイテムのリリースを知った私は迷わず予約した。
それから2ヶ月間、山田氏のブログでプロダクトの進捗状況等を見ながら、発売されるのを今や遅しと待っていたが、10月13日。 ついに我が家にクーペがやって来た。 川沿いの街から。 ウソ。 本当は埼玉の京葉流通倉庫から。
さて、キットを早速仮組みしてみたのが左の写真。 見ての通りのレジンキットなのだが、キット到着時には既に湯口の処理等はほぼしてある状態なので、部品を積み木みたいに重ねるだけで左の状態になる。 レジンキットと言っても、ワンフェスで売ってうようなガレージキットではなく、一応マスプロ製品なので業者抜きである。 表面に気泡は無くなんの苦労も無く作れそうだ。 一日目は離型剤落としにドブ漬け→超音波洗浄器風呂の洗浄コンボ。
二日目は足付けに#600→#800で表面を磨き、サーフェーサーを吹く。
3日目の土曜からは本格的な塗装フェーズに入り、4日目の日曜が終わる頃には左の写真くらいまで出来ていた。 我乍ら物凄い集中力。 ま、このキット、マスキング作業みたいなことが殆ど必要無いので天気さえ問題なければ、コレくらいはすぐ出来るのだ。
この後、デカールを貼って、クリアを吹いて、研ぎだして完成である。 もしかして、このアーティクルを読んだ後、このキットを作る方がおられるかもしれないので、Tipsを少々。
デカールはシルクスクリーン印刷の素晴らしい物が付属する。 が、いささか硬いので、サイドのゼッケンを貼る時に少々苦労することになるかもしれない。 サイドのゼッケンを貼る前に"CHEETAHS ALWAYS WIN"のデカールを貼ること。 この"CHEETAHS"が定着した後で、このデカールとの相対的な位置関係でサイドのゼッケンの位置を決める。 位置が決まったら、沸騰したお湯に浸して作った蒸しタオルをゼッケンに押し付ける。 この時火傷をしないようにゴム手袋等を装着すると良い。 熱っつ熱つの蒸しタオルを押し付けることでデカールはボディの3次曲面に造作もなく馴染む。 いっきにグワッとデカール全体にタオルを押し付けるのがコツである。
ヘッドライトにあたる部分につけるメタルパーツは色を塗るよりリューターでポリッシュした方が良いように思われる。 実はこのパーツはヘッドライトでは無くヘッドライトホールを埋めるカバーなのだ。 リアのリフレクター?はモールドを凹状に削ってφ3.5のレンズパーツを入れてやると実感が出る。
ホイールリムにハブを嵌め込む方法は、リムにハブを押し込むの出は無く、まずハブを平らな場所に起き、リムをそこに被せるように重ね、リムをとんと押してやると簡単に嵌められる。
そして5日目に出来上がったのがコレである。 自分で言うのもなんだが、メーカー完成見本にかなり近い出来栄えではないだろうか。
そして見て欲しい、このプロポーションを。 これこそがDave DealのCar-Toonの立体物として我々が夢に描いたものではないだろうか?
有難う山田さん。 ボクノユメハカナッタヨ……ガクッ。
(早速生き返って)…でもねぇ、不満が全く無いのかと言えば、そ~言うわけでもないんだよね。 まず、車種。 The Coupe From Riversideことチータ・リバーサイド。 チータと言えばランボルギニーの世代には、あえてこのクルマを選ぶ意図がぴんと来ない。
実際の所、山田さんがこの車種を選んだ理由は、このアーティクルの中に何度か登場しているスピード☆キング!を読めばなんとなく判るのだけど、スロットカーブームを知らない世代にはCOXに対する憧れがまず無いし、スネークイーターになれなかったチータへの郷愁も無いんだよね。 だから本当はどーせやるなら、これよりもやるべきクルマはあたんじゃないか…そう思ってしまうわけですよ。
そして最も残念な点は、このプロダクトの経験を生かした次のアイテムがおそらく無いってことなんだよね。 こればっかりはDave Deal亡き今、仕方が無いことなんだけど。 これを作った後でRevellのキットがリファインされたらなぁ…とか、有り得ない夢を見てしまうわけですよ。
Deals Wheelsファンとして、もう少しブツクサ言わせてもらうと、フィギュアが少々端正すぎるよね。 Big Deal自身をイメージしたデザインなんだろうけど、鼻にイボをつけるとか、もうすこしDeals Wheelsらしいブサイクな感じが欲しかった。 あと、キャブレターのエアファンネル。 Daveの描いてくれたイラストにはラッパみたいなエアファンネルがついてるけど、キットには無くて、この部分はCOXのスロットカーに似せてある。 真鍮挽き物のエアファンネルとかアフターパーツで出したら良いんじゃないかなぁ…売れないか。 私は買うけどね。 あ、そうだオプションデカールを出すのも手だよね。 36以外のゼッケンを作れるベースと数字とか、いかにもDave Dealが描きそうなパロディの商標ロゴ。 楕円の中にHELLってかいてあるヘルメット用のロゴとかそーゆーやつね。 これも売れないか。 私は買うけどね。
さて、THE COUPE FROM RIVERSIDEの完成で、私のDeal's Wheelsへの思いも一つの決着を見た気がする。 上の写真を見て欲しい。 もし、このパッケージをヒトからもらって中から、こんなモデルが出てきたらDeal'sファンならおしっこちびる程嬉しいだろう。 ま、実際にはそんなこと起きないから、自分の作ったやつを眺めてニタニタするだけなんだけどね。
このキットは限定100セットとのことなので、興味をもたれた方は急いだほうが良いだろう。
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また、このプロダクトの生みの親の一人である山田剛久氏のブログはこちら[C]
それじゃ、おやすみぃ! (2011.10.20)