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【国際】ローマ教皇来日 38年ぶり2度目
キリスト教カトリックの総本山バチカン市国(ローマ教皇庁)の元首で、ローマ・カトリック教会の頂点に立つ教皇(法王)フランシスコ(82)が二十三日夕、羽田空港に到着した。教皇の来日は三十八年ぶり史上二度目。二十四日に長崎と広島の両被爆地を訪れ、核兵器廃絶のメッセージを発信。二十五日には東京で東日本大震災の被災者や東京電力福島第一原発事故の避難者と交流、原発の是非に言及する可能性もある。 教皇フランシスコは二十三日、東京都内のバチカンの大使館で司教らと会談し「人類史に残る悲劇の傷に今なお苦しんでいる被爆者のため祈る」と述べた。東日本大震災や台風の被災者にも言及。「苦しみを抱えている人を助けるのは私たちの義務だ」と訴えた。 教皇は二〇一三年の就任以来、繰り返し核廃絶の必要性を訴えてきた。世界各地で戦争が続く現状に憂慮を示し、広島と長崎の被爆の歴史から「人類は何も学んでいない」と発言したほか、一七年にバチカンで被爆者と面会した際には核兵器保有を歴代教皇として初めて明確に批判した。 PR情報
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