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自立支援施設に移動中、飛び降りか 浜松の新東名上り死亡事故

(2019/11/15 15:10)
事故現場周辺を調べる県警高速隊員=14日午後11時45分ごろ、浜松市浜北区の新東名高速道上り(代表撮影)
事故現場周辺を調べる県警高速隊員=14日午後11時45分ごろ、浜松市浜北区の新東名高速道上り(代表撮影)

 14日夜に浜松市浜北区根堅の新東名高速道上りを走行中の乗用車から男性が転落し、死亡した事故で、男性は後部座席の窓から自分で車外に飛び降りたとみられることが15日、捜査関係者への取材で分かった。県警高速隊などは死亡したのが神戸市の30代男性とみて、身元の確認を急いでいる。
 関係者によると、男性は神戸市の自宅から、神奈川県内の自立支援施設に向かう途中だった。同施設の職員2人が前の座席に同乗し、後部座席には男性が1人でいたという。後部座席のドアには鍵がかかっていたとみられる。
 事故は14日午後8時50分ごろに発生。男性は複数の後続車と衝突し、現場で死亡が確認された。現場は片側3車線の直線道路で、男性は中央の車線上に倒れていた。
 14日午後9時から通行止めになっていた浜松いなさジャンクション―浜松浜北インターチェンジ間の交通規制は15日午前11時10分に解除された。

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