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非接触型の温度管理センサーを開発できる——スペクトラム・テクノロジー、「AWS IoTを使ったサーモセンサ開発キット」発売

スペクトラム・テクノロジーは、「AWS IoTを使ったサーモセンサ開発キット」の販売を開始した。

同製品はサーモセンサー(AMG8833)を使用し、8×8画素の2次元エリアの温度を検知、取得したデータをdynamoDBに保存し、外部Webを用いてリアルタイムに表示できる。 AWS IoTイベント(2019年6月から提供開始)を使用し、設定温度を超えるとアラームメールを送信する。MQTT機能により、遠隔でのリアルタイムのセンサー画像のモニタリングが可能で、CSV画像再生も提供する。

これまでクラウド温度管理は、接触型で室温などを測定する温度センサーが主体だったが、同製品は非接触型で、赤外線を使用したサーモセンサーを用いてAWS IoTと組み合わせ、特定の対象物の温度を管理できる。画像により温度状態を可視化し、CSVによる画像再生機能でアラーム発生時の状態を事後確認できる点も強みだ。

温度変化の激しい食品輸送や人検知に加え、食品管理、製造機器の回転物の温度管理など、幅広い分野で利用できる。Pythonで作成したプログラムを再利用して、他のセンサーとの組み合わせや設定変更も可能だ。

探知距離は7m、探知範囲は70×25cm。測定範囲は-20~+80℃で、はんだ付けは不要だ。同製品単体では動作せず、AWS IoT開発キットが別途必要になる。

同製品の単体価格は1万円(税抜)。最初の14日間は無料の運用サポートが受けられる。Yahoo!ショッピングでは、同製品とAWS IoT開発キットのセット品を販売しており、価格は5万6100円(税込)となる。

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