11月23日 17時15分

金沢市が高峰譲吉を顕彰し中学生を表彰

金沢市出身の科学者高峰譲吉にちなみ、理科や数学の分野で優秀な中学生を表彰する「高峰賞」の授与式が２３日金沢市内で行われました。１８５４年生まれの高峰譲吉はタカジアスターゼやアドレナリンを発明して「近代バイオテクノロジーの父」と呼ばれ、金沢市が毎年、優秀な市内の中学生に高峰賞を贈っています。今年は１０人が選ばれ、山野金沢市長が「失敗は成功するための一つのステップ。さらに挑戦を続けてください」と激励しました。受賞者のうち、額中学校の藤本笑美さんは、部活動の時に使っていた日焼け止めに着目し、洗濯で塩素系の漂白剤を使うと一部の紫外線吸収剤と反応して洗濯物が赤くなることが分かったとして、今後は環境への影響も調べたいと話しました。