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 大正14(1925)年から続く銭湯の旭湯(京都市右京区)は、ときおり自動車レースの会場に様変わりする。自動車といっても、モーターで動く小さなプラスチックの模型。定休日の浴場にタミヤのミニ四駆を走らせる「風呂四駆」を始めて、2年が過ぎた。

 阪急西院駅から西大路通を北へ徒歩約5分。銭湯の入り口は目抜き通りにあるものだが、なぜか一本西側の裏手の道に入り口がある。店主の林勝明さん(58)に聞くと、創業当初は今の西大路通の辺りはまだ畑で、使っていた道は裏手だった。「その名残で入り口は西大路通と反対側なんです」と教えてくれた。

 「風呂四駆」はこの9月で6回を数えた。レースの様子はこんな感じだ。

 女湯の浴場いっぱいにプラスチ…

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