アマゾンのブラックフライデー対象品を眺めてたら既存販売品をわざわざ別ページ(ASIN)で出してるのが多く疑問に思ったものの、これ通常価格をめちゃ引き上げ超値引き感を演出してるのをkeepaのような価格トラッキングで悟られないための対策なのね…そうしないとすぐバレるもんななるほど…
通常5万円の商品がたった5000円? Amazon.co.jpの「ブラックフライデー」、一部セール商品に「二重表示ではないか」との指摘 Amazonに対応聞いた
Amazon.co.jpによれば「すでに対応済みです」とのことですが……。
Amazon.co.jpで11月22日からスタートしたセールイベント「ブラックフライデーセール」ですが、一部のセール対象商品について、Twitterで「通常価格を引き上げて値引き感を演出しているのではないか」といった指摘が寄せられています。Amazon.co.jpに問い合わせたところ「すでに対応済みです」との回答があり、当該商品は現在は削除されています。
問題となっていたのは、ワイヤレスイヤフォンをはじめとする複数の商品。例えばある商品の場合、通常価格3万9999円のところ、セール特価だと3万6600円引き(92%OFF)の3399円で販売されていましたが、調べてみると同じ商品が過去、数千円~1万円ほどで販売されていた形跡が。もしもセールに合わせて「通常価格」を釣り上げ、大幅値引きを装っていたのであれば、これは景品表示法が禁止している「二重価格表示」にあたる可能性があります。他にも調べてみると、中には通常5万2999円の商品が、4万8000円引き(91%OFF)の4999円で販売されていたケースもみられました。
Amazonのブラックフライデーに臨むみんな、Chrome拡張のKeepaを入れよう!! » Keepa - Amazon Price Tracker - Chrome ウェブストア https://chrome.google.com/webstore/detail/keepa-amazon-price-tracke/neebplgakaahbhdphmkckjjcegoiijjo?hl=ja …
たとえばこの商品、ブラックフライデーセールで割引きお得感を出すために、たった4日前にクソ高い値段で登録されたんじゃね? とか簡単に推理できるようになるぞ!!
日本Amazonのブラックフライデー、中華業者のパチモン製品に10倍値の定価付けてそこから値引きしてるように見せかける手口が注目のタイムセールに大量投入されてて、公引委は何してるの?目開いたまま寝てるのかな?というお気持ち
こうした販売方法について、Amazon.co.jp側は認めているのでしょうか。編集部が問い合わせたところ、次のような回答がありました。
お問い合わせいただいた件については、すでに対応済みです。
価格については、販売事業者様はご自身で出品商品の価格を設定されており、Amazonは、サイトを常に監視しながら、規約に反している商品を適宜削除しています。
Amazonは、今後とも、お客様により良いお買い物体験を提供できるよう、サービスの向上に努めて参ります。
Amazon.co.jpによると、表示価格については販売事業者自身が設定しているものの、Amazon側でも規約に反している場合は適宜削除しているとのこと。また、編集部が20時時点で再度確認したところ、問題となっていた商品のほとんどが削除されていました(タイムセール期間が終了した、あるいは在庫分が完売した可能性もあります)。
Amazon.co.jpでは以前から同様のケースがしばしば指摘されており、2017年には消費者庁から「実際の販売価格が当該価格(参考価格のこと)に比して安いかのように表示していた」と、景品表示違反に基づく措置命令を受けていました(関連記事)。
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