楽天・浅村栄斗内野手(29)が22日、来季の目標として「優勝、世界一」と掲げた。仙台市内の球団事務所で契約更改。昨オフFA権を行使して4年総額20億円で移籍し、今季年俸は古巣西武時代から据え置きの2億1000万円だったが、来季は契約通り5億円でサインした。
17日まで「プレミア12」を闘い、侍ジャパンの中軸として世界一に貢献。「今までになく内容の濃い、長い、とても疲れた1年だった。シーズンの打率(2割6分3厘)は満足できないが、世界一になって、来年の東京五輪への気持ちが強くなった」。金メダルへの挑戦を思い描くようになった。
4年連続全試合出場を果たし、打撃に苦しんだ時期もあったが、33本塁打はキャリアハイ。侍ジャパンでは25打数9安打の打率3割6分、6打点と活躍した。
「シーズンとは違ったプレッシャーや重みを感じ、五輪でも覚悟を持ってやりたい気持ち。代表に選んでもらえるよう、まずはチームの優勝だけ考えてやりたい」
先日、フリーアナウンサーの淡輪(たんのわ)ゆき(27)との結婚を発表したばかり。「夫として初めて野球をするシーズン。自分だけじゃなく妻のためにも頑張りたい」と決意を語った。 (竹村和佳子)