高速道路で危険な「あおり運転」。

逮捕された６５歳の男は、約２キロにわたって、急な割り込みや進路妨害を繰り返した疑いが持たれています。

暴行の疑いで逮捕されたのは、福岡市南区の自称調理師・三角悦司容疑者（６５）です。

警察によりますと三角容疑者は２０１９年６月、福岡県糸島市の西九州自動車道上り線で、三重県四日市市の男性（４４）が運転する大型トラックの前に普通乗用車で割り込み、蛇行運転や急ブレーキを繰り返すなど、約２キロにわたってあおり運転をした疑いです。

三角容疑者は高速道路上であるにもかかわらず、追い越せないよう進路をふさぎながら、時速２０キロの低速で約５分間走行したということです。

さらに男性が通報のために停車すると、自らも車を止めて路上に降り、男性を怒鳴りつけて走り去りました。

三角容疑者は調べに対し「やった記憶はある」などと容疑を認めているということです。

全国で相次ぐあおり運転は、危険性が高い場合には、現状では免許停止処分となりますが、警察庁は、より悪質な場合には免許の取消ができるよう厳罰化を検討しています。