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【ドラニュース】

4位郡司、竜でも日本一だ! 中、高、大でいずれも頂点到達 「勝ち運」生かし大目標つかむ

2019年11月23日 紙面から

仮契約後、意気込みを見せる郡司裕也(平野皓士朗撮影)

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 中日にドラフト4位指名された郡司裕也捕手(21)=慶大=が22日、東京都内のホテルで入団交渉に臨み、契約金5000万円、年俸900万円で仮契約した(金額は推定)。開幕マスクを目指す男は、日本一になることも目標に設定。中学、高校、そして大学でいずれも日本一を経験した「勝てる捕手」は、プロでも頂点を目指すと意気込んだ。

 20日の明治神宮大会決勝で勝ち、大学日本一を達成してからわずか2日。「神宮大会が終わったばかりで、そっちの興奮が残っている状態」と話した郡司だが、仮契約を交わすと、自然と気が引き締まった。

 「神宮大会が終わって、休めたら、というのもあったが、きょう仮契約をして、そんなことを言ってる場合じゃないと感じた。すぐに始まる。最初から活躍できるよう、今から準備をしたい」

 間もなく始まるプロでの生活。大目標には「日本一」を掲げた。ドラフトで指名されてからこれまで「開幕1軍」、そして「開幕マスク」を掲げてきた。さらに、チームとして頂点に立ち、その輪の中にいることも新たに加えた。大学生活で初めて全国制覇したことで、その思いを強くした。

 「運は持っていると自分でも思っている」。中学の千葉市リトルシニア時代には3年春の全国大会で優勝。仙台育英高時代は2年秋の明治神宮大会で頂点に立った。そして今回、慶大入学からなかなか届かなかった大学日本一をつかんだ。

 「もちろん、自分一人で達成できたわけではない。中学、高校、大学と仲間がいてこそできた。これからのプロでも、出会いというのを大事にしながら、運も生かして日本一になりたい」

 中日が日本一になったのは、1954年と2007年の2度だけ。念願の大学日本一も手に入れた男は、勝ち運も一緒にプロに飛び込み、竜にとって3度目となる日本一の瞬間に立ち合いたいと考えている。

 「中日は投手も野手も世代交代の時期に来ていると思う。僕もそれに乗れたら」。そう話す郡司は「まずはバッティングでアピールして、試合に出て、頭を使った配球とかリードとかで試合をつくれれば」と続けた。

 

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