4人組バンド「THE BAWDIES(ザ・ボゥディーズ)」が27日、2年9カ月ぶりのアルバム「Section #11(セクション ナンバーイレブン)」を発売する。昨年のベスト盤発売を経て、ボーカルのROY(36)は「全曲シングルにする気持ちで時間をかけた。ベストを超える最高のアルバム」と自信を見せた。
4月にメジャーデビュー10周年を迎え、このアルバムで11年目の「11節目」に入ることから、タイトルを名付けた。
ビートルズを敬愛し、ROYは常々、「ロックンロールは進化の必要がない」と考えてきた。それでもロックンロールの魅力を伝えるため変化を意識し、「時代によって伝わりやすい音を探している。低音の響きや演奏技術にこだわった」という。
収録の「SKIPPIN’ STONES」は「飛び石」という意味。作詞・作曲したROYは「水面を跳ねる石のように、ロックンロールがみんなの背中を押して、動きだすきっかけになれば」という思いを込めた。ノリノリのダンスナンバーに合わせ、ミュージックビデオにはさまざまな国籍とジャンルのダンサーが出演。「ポジティブさが全開のロックンロールです」とにぎやかに表現した。
12月から全国ツアーがスタートし、14日には名古屋クラブクアトロ(中区)に出演。来年4月11日にはダイアモンドホール(同)で追加公演が決まっている。