少し前に購入したORBIS バテンキルクリックII、カムパネラのレッドラップとのバランスが良くてとても軽快なので、魚が釣れなくてもキャスティングしているだけで楽しくなってきます。
いや、ほんとは魚が釣れないとあんまり楽しくないです(笑)
ところで、リールを買ったらまずフライラインを巻きますよね。
フライリールの場合、フライラインを巻く前にバッキングラインという糸を下巻きします。
バッキングラインは、ダクロンというポリエステルの編み糸が使われていることが多いです。フライラインのような張りはないですが、強度は抜群です。ランディングネットを取り付ける時の糸にもこれを使いました。
フライリールのスペック表を見ると、例えば「 WF4F+110m(20lb)」のように書かれています。これは、WF4Fのラインと20lbのバッキングラインを110m巻くと大体ぴったりな感じになるということです。
これに従ってまず20lbのバッキングラインを110m巻いてからそれにフライラインの元部を繋いで巻けばぴったりのはずなんですが、これが往々にしてフライラインが全部巻ききれないことになったりするんですよ・・・
で、もう一度ラインを全部引き出して、バッキングラインをちょっと切ってまた巻いて、いやまだ多いともう一度同じことをしたり、逆にバッキングラインを継ぎ足したり・・・なんともめんどくさいし、バッキングラインを無駄にしてしまうことも。
フライリールにバッキングラインを一度でぴったり巻く方法
お手頃価格のフライラインをいつも通りにしきたトレーディングさんで購入。
今回はDT3F。この簡易パッケージだとなんだか安っぽく見えますが、性能は問題ないです。最近買った別のラインは、箱入りになってました。
最近買ったラインは箱入りになってました。このパッケージいいね。
ところで、写真2枚目を見ると「DT-0F」って書いてあるよ。0番ロッドなんて持ってました? 持ってないです(笑)
まぁ、その件はいずれまた書きますので今回はスルーして下さい(^_^;)
それと、ランディングネット取り付けの時にも登場した20lbのバッキングライン。
これをリールにぴったり巻きます。
30m巻きなので、半分に切って使うことにします。
渓流で#3なら15mあれば大丈夫だと思う。
ダブルテーパーは両側に同じテーパーがついているので、ラインが傷んできたら逆巻きに巻き直して使うことが多いですが、長さがそれほど必要なければ半分に切って半分は保管しておいた方が巻きグセが付かなくて良いですね。
15mを測って、そこでカット。
まずリールにフライラインを巻きます。仮止めなので、リールの穴にラインを差し込んで巻き始めればいいかな。
フライラインを巻き終わったら、バッキングラインと結びます。
フライラインとバッキングラインは、オルブライトノットで結びます。
フライラインを二つ折りにして、バッキングラインも二つ折りに。
フライラインの周りをバッキングラインで5回巻きます。
バッキングラインの先端をフライラインのループに入れて、ゆっくり締め込みます。
こんな感じになりますね。余分なフライラインとバッキングラインをカットしたら完成。
第一精工 高速リサイクラー(楽天で見る・アマゾンで見る)
今は製品リニューアルしてますね。
これはだいぶ前に、ルアーライン巻き替え用に買って最近は押し入れで眠ってました。
これを使えば、簡単にできそう。
新製品はこのシャフト(写真1枚目黄色矢印)が短いのと長いの二種類が同梱されてるらしいですが、これは長くて邪魔だったので短く切っちゃいました。
ここにスプールを挟んで糸を巻き取ったり、逆にリールに巻いたりできます。
赤いツマミでブレーキの効き具合を調整します。ブレーキが弱すぎるとバックラッシュを起こします。
適度にテンションをかけた状態で、バッキングラインもリールに巻き取ります。
こんな感じにちょうど良い量になるように、バッキングラインを巻きます。
この段階では、フライラインとバッキングラインが逆ですね。
空のスプールにバッキングラインを仮止めして、リサイクラーで巻き取っていきます。
こんな感じにフライラインも全部巻き取ります。
もう一つの空きスプールをリサイクラーにセットして今度はフライラインから巻き取っていきます。こんな風にバイスの軸にかけて巻いてもいいけど、手でブレーキをかけながら巻かないとバックラッシュを起こします。
リールに巻く時はともかく、スプールからスプールに巻く時はこのリサイクラーが活躍しますね。あっという間に巻き取れます。
こんな風にスプールの中心を指で持って巻いても大丈夫ですね。というか、これが一番いいかも。
これで、フライライン、バッキングラインの順で巻けました。これを再度リールに巻きます。
ここはユニノットで結びます。
リールのスプールにラインを掛けて折り返し、もう一度逆方向に折り返して輪を作り、その輪に3、4回くぐらせて締めればOK。この結びは釣り人なら普通に使ってますよね。
スプールの軸に締め込んで、あとはリールに巻くだけ。
リールに巻き取る時は、リサイクラーがなくてもスプールの穴に鉛筆を差し込んで足の指に挟んでもOKですけども(^_^;)
こんな感じに無駄なく一度でぴったりバッキングラインとフライラインが巻けました。
めでたしめでたし。
私は調子に乗って、DT4Fラインも半分の15mに切ってしまいましたが、4番ラインは15mだとちょっと短いので切らずに普通に巻いた方が良さそうです(^_^)
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えへへへ、私もイタイ思いをしてこの結論に至りました。
だって手巻きだから面倒だったのだけど、修正のほうがストレスもバッキングラインの損耗も増えますからね。