米ツアーから帰国参戦の松山英樹(27)=レクサス=が66で回り、5アンダーで首位に2打差の3位と好発進した。7アンダーのトップは韓国の張棟圭(ジャン・ドンキュ)。賞金ランク1位の今平周吾(27)は1打差の2位につけた。2戦連続予選落ち中の石川遼(28)=カシオ=は74の3オーバーと奮わず53位。今季自身最終戦の尾崎将司(72)=IST=は腰痛のため途中棄権した。
石川の不振が続いている。インからのスタート3ホールで2ボギーと出足からつまずき、後半は残り5ホールで4打落とした。ドライビングディスタンス(計測2ホールの平均飛距離)は294・5ヤードで全体の4位、日本人選手ではトップだが、アイアンの悩みが深く、3つバーディーを奪いながら4ボギー、1ダブルボギー。プレー後は「ショットは、いいときは先週よりいい感じだが、悪いショットは変わらない感じ。いいときはピンについていたが、悪いときは遠かった」。具体的な解決策が見つからないようで、笑顔はなかった。