オランダ1部、2部リーグは20日、人種差別行為への抗議活動として、今週末のリーグ戦すべてでキックオフ後1分間、プレーを中断すると発表した。
MF本田圭佑のフィテッセでのデビュー戦となる可能性がある24日の敵地でのスパルタ・ロッテルダムでも、この抗議活動が行われる予定。計画では開始から1分まで選手らはプレーを中断。前半ロスタイムに1分が加えられる。
これは17日、同2部でエクセルシオールのFWアーメドメンデス・モレイラが対戦相手のデンボッシュのファンから繰り返し人種差別行為を受ける事件が発生。主審の判断で両チームの選手が控室に引き上げ、試合が1時間半中断した。現在も捜査は続いており、同様の人種差別行為が起きないようリーグ全体で抗議活動の実施を決めた。近年、欧州では人種差別行為が各試合で発生し、社会問題化している。