大腸がんの手術から復帰した阪神の原口文仁捕手(27)が21日、神戸市にある小児がん患者の療養施設「チャイルド・ケモ・ハウス」を訪れ、寄付金100万円を贈呈した。自身が制作した大腸がん啓発グッズ「グッチブレス」の販売収益64万円と自ら寄付金36万円を合わせて寄付した。
「阪神のユニホームを着させてもらっているなか大きな病気をした。同じ境遇の方に、自分しかできないことがあるんじゃないかと思って、このチャリティーを考えた」
昨年末に大腸がんが分かり、手術した。6月のセ・パ交流戦から出場すると球宴にも初出場し、2試合連続本塁打を放った。シーズンは43試合出場で87打数24安打の打率2割7分6厘、、1本塁打、11打点だった。
子どもと交流した原口は「子どもたちが元気に明るく生活しているのが伝わってきた。僕も元気をもらった。また頑張っていけるきっかけになる」と来季の活躍を誓った。チャリティー活動は今後も広げていく考えで、来年1月18日には和歌山県すさみ町で「チャリティーラン・フェスティバル」を開催する。