楽天がドラフト3位で指名した、慶大・津留崎大成投手(22)が21日、仙台市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金6000万円、年俸1000万円で基本合意した。
最速153キロ右腕は、前日(20日)まで行われていた明治神宮大会では、2回戦の東海大札幌戦と準決勝の城西国際大戦で1イニングずつ登板。ともに無失点リリーフで、慶大の19年ぶり4度目の日本一に貢献した。「昨日で大学野球は一区切りして、ユニホームを着せてもらったら身が引き締まった」と、希望に胸を膨らませた。
実際に膨らんだ胸は、趣味の筋トレのたまもの。座右の銘は「筋肉は裏切らない」で、自慢のパーツは大胸筋。ボディービル界のレジェンド・合戸孝二にあこがれる異色キャラだ。野球界、特に投手は大きな筋肉が投球の邪魔になるとも言われるが、大学時代は登板前日に1時間ベンチプレスするのがルーティンだったという。
球界のマッチョと言えばオリックス・吉田正が知られるが「対戦してみたい。それよりぜひ一緒にトレーニングをしてみたい」と、ラブコールを送っていた。