甲子園のスターがアクシデントに見舞われた。阪神は21日、ドラフト2位指名した履正社・井上広大外野手(18)が19日の下校途中、大阪府内の駅で階段を踏み外し、右足首を捻挫したと発表した。後ろからぶつかられて、下り階段で足を踏み外したと球団には伝えている。大阪府内の病院診察を受け、捻挫と判明。球団広報は「事件性はなく、被害届は出していない」と説明した。
井上は今年、春夏連続甲子園に出場し、夏の全国高校野球選手権大会では4番打者として履正社の初優勝に貢献。決勝では星稜(石川)の奥川(ヤクルト1位指名)から本塁打を放つなど大活躍した。
井上はすでに阪神とは仮契約を交わし、入団が決まっている。先ごろ、秋季安芸キャンプも見学した。12月2日に大阪市内で開かれる新人選手入団発表記者会見に臨むことになっている。
しばらくは右足を固定し、松葉杖で通学することになるという。来季は高卒ルーキーとして1年目を迎えるが、入団前のケガによって、無理をさせず、じっくりと鍛えていく方針となりそうだ。