第297回 開発運営レポート
2013/05/17 (金)
- Xbox 360
- パソコン
ハンターの皆様、いつもMHF-Gをプレイいただき、誠にありがとうございます。
今回のMHF-G開発運営レポートは、MHF-Gのサービス開始から1ヶ月を振り返り、プロデューサー杉浦、ディレクター木本の2名からのレポートとして、まずはサービス開始の御礼と現状の進捗・見解をご報告したいと思います。
(本来なら毎回そうすべきところですが、申し訳ありません)
さらに、今後のMHF-Gの展望についてもご報告させていただきます。
●一連の不具合へのお詫び
まずはMHF-Gサービス開始と共に多数の不具合が起きましたことを深くお詫びいたします。特に大きな問題だったのはXbox 360版の不具合で、最終的な原因はXbox 360版の実績データが深く影響した不具合でした。24時間体制での不具合の調査チームを整え、ゲーム内のソースコードを血眼になって調べていたのですが、より疑わしいと思われていた箇所とは異なる点だったため発見が遅れました。本当に申し訳ございません。
また、不具合が起きた場合、パソコン版は修正後に即適用できるのですが、Xbox 360版はXbox LIVEで更新を即適用できないルールがあり、現状ではパソコン版と比べて最速でも、10時間から12時間くらいのタイムラグができてしまうのも頭痛の種です。
もちろん「不具合が起きなければ済む問題」と言ってしまえばそれまでですが、「なるべく早めにリファインしたい」「新しいものをご提供したい」という部分との天秤が常に揺れている状態ですので、本当に悩む次第です。ただ、これを理由に不具合が頻発して良いとは考えておりません。改善しつつも、開発スピードを高め、サービスをより良い方向へと高めてまいります。
●現状お問い合わせの多い課題について
・G級クエストのモンスターバリエーションの少なさ ・GRPの必要量の多さとその間にやれるコンテンツ量のバランスが悪い ・希少素材が入手しにくい ・武器強化の失敗 ・操作方法(アクションと操作方法の不具合) |
これらのお問い合わせに関してはすべてリファインできるように検討中です。まずは、来週5月22日(水)に一部修正を施し、さらに後述しますG2大型アップデートにて抜本的にリファインします。
●5月22日(水)の修正内容
・GRPの必要量の緩和 ・一部モンスターの登場ランクの修正 ※現在先行配信中のG級フロンティアクエストのGRに合わせる形でシステム自体の修正を行ないます。 ・クエストの参加条件の修正 (クエストの「受注」はGRとクラスを満たしている必要がありますが、「参加」についてはGRを満たしていれば参加可能になります) ・GR4の解放 ・その他不具合の修正 など |
●今後の予定
上記「現状お問い合わせの多い課題について」のリファインを行ないつつ、MHF-Gをさらに盛り上げ、より良いサービスを提供する意味で、当初は秋予定だったG2大型アップデートを前倒して実装いたします。G1リファイン+G2新コンテンツの早期リリースを行なうことで、ハンターの皆様にご満足いただけるようにいたします。以下が見直した結果のスケジュールです。
○旧スケジュール
2013年 秋 G2大型アップデート 2014年 春 G3大型アップデート(新武器種登場) |
○新スケジュール
2013年 夏 G2大型アップデート 2013年 秋 G3大型アップデート 2014年 春 G4大型アップデート(新武器種は2014年春で据え置き) |
●G2大型アップデートのコンセプト
上記の課題に沿って、リファイン+新要素を以下のとおり検討中です。
1 | G級クエストのモンスターの投入 (未公開のG2新モンスター/G1未登場の新モンスター5体) |
2 | G級クエストの一部モンスターについて、新たなコンテンツ(遊び方)を実装 |
3 | GRシステムの抜本的リファイン ※システムの抜本的な改修を行ないますが、今現在プレイしていただいているハンターの皆さんのプレイが無駄にならない形にいたします。 |
4 | GRシステムと連動した新サブコンテンツの実装 |
5 | 希少素材の排出緩和 (基本排出の改善やイベントでの入手方法を検討) |
6 | 武器強化の100%成功レシピの追加 |
7 | G級秘伝防具とG級覇種防具の追加 |
8 | G級防具とG級武器の上方修正 (G級秘伝・G級覇種との棲み分け) |
以上です。(予定となりますので一部変更となる可能性はあります)
これでG2の内容がすべてではありませんが、「まずはG2でMHF-Gがより良い方向へ改善された!」とハンターの皆様にご評価いただけるように、あらゆる点で邁進します。そのためにも、今回の反省や組織改革を進め、よりハンターの皆様のニーズを正確に把握できる体制も整えます。
G2の詳細は、6月1週目以降のG2大型アップデート特設サイトにて順次、情報をリリースしていく予定です。また、このスケジュール変更に合わせ、動画版開発運営レポートも予定を再調整している次第です。今しばらくお待ちくださいませ。
G1はゲーム内のデータ動向から言えば、数字としては正直かなり良い状況です。しかし、だからと言って秋のアップデートまで放置するのではなく、目には見えないゲーム内の「空気」から感じるマズイであろうという点やいただいているご意見、ファンサイトなどでの感想を拝見して真摯に受け止め、もっとゲームを盛り上げるためのG2前倒しをチーム一同で決定しました。
実際、ハンターの一部の方が「今ハンターたちがプレイしているのはMHF-Gチームの力ではなく、ハンター同士の絆の結果」というバッサリ切り捨てた評価も、決して嘘ではないと危機感を覚えております。
オンラインゲームは基本設計上、非常にプレイ時間を要求するコンテンツが多いのも事実ですし、それはこれからも一部容認せざる得ない部分ではあります。しかし、「面白さ」をまったく考慮しない、ただ時間を要求するだけのゲームを誰が遊ぶのでしょうか? という基本部分をスタッフが猛省し理解することで、さらなる面白いMHF-Gを作り上げていくことをお約束いたします。
モンスターハンター フロンティアG プロデューサー 杉浦
ディレクター 木本
以上で今週の開発運営レポートのご報告となります。