写真広場
写真部のカメラマンが撮影した数々のカットから、お薦めのもう1枚を紹介します
【芸能・社会】「台本読み、恐怖に泣いた」 小芝風花、震災ドラマで代役アナ役2019年11月22日 13時10分
女優小芝風花(22)が主演するNHKスペシャルシリーズ 体感・首都圏直下地震 ドラマ「パラレル東京」(12月2日午後7時30分、3~5日午後10時、4夜連続)のオンエアを前に、本紙などのインタビューに応じた。小芝はテレビ局アナウンサー役で、想像を絶する震災被害に翻弄(ほんろう)されながらも、より多くの人命を救おうと奮闘する。 内閣府が発表した首都直下型地震の被害想定に基づき、「架空の東京=パラレル東京」で起きる事態をVFX映像も駆使して描き上げたリアリティーあふれるドラマだ。 小芝は「首都直下地震が30年以内に高い確率で来ると聞いていたが、映像で目の当たりにすると、アナウンサーという仕事は言葉一つで人の生死に関わるだけに怖い、と感じた」と切り出した。 台本で思いはさらに強烈に。「自宅で読んでいたら、初めて恐怖で泣いてしまった」と打ち明け、「どうやったら助かるの、と思いながら、(自宅の)窓から外を見て、『この電気がすべて消えて、炎に囲まれたら…』と現実とパラレルを行ったり来たりしてしまった」 演じるのは、入局4年目のアナウンサー・美佳。メインキャスターが震災に巻き込まれ、代役を志願し、大混乱のスタジオで奮起する。 「夏ごろからアナウンスレッスンを続け、NHKの緊急放送の訓練も見学し、そのリアリティーと緊迫感にプレッシャーを感じ、また泣いてしまいました」と役柄に没頭。「誰もが大切な人を守ることができる作品になってほしい」 撮影はハードだった。「リアルタイムで放映されるDay1から4まで4日連続の重いシーンが続き、スタッフ、自分にも疲労感が募った。気は張ってましたが、眠りも浅く、疲労がたまっていきました」 東日本大震災時は大阪の自宅におり、直接的な被災はなかったが、「自宅には非常食や簡易トイレ、寝袋を用意した。でも、以前は外で地震に遭ったらすぐ家に帰ろうと考えていましたが、まずはとどまり、人ごみを避けることなどが大切。ドラマを通じて対策を取ってほしい」と願う。 強く印象に残ったドラマで美佳が発する言葉がある。「私も被災者」「何も準備できていなかった」。「自分が被災者になるなんて想像できない。次々に悪化する被害、事態に『戻れるなら』と絶対に思うでしょう。でも絶対に戻れないのが現実」と痛感したという。 ドラマを通じて伝えたいのは「命を守ること。それが大切な人たちの命を守ることになる。大事なものを家に取りに行ったり、車を動かそうと戻ったり、『今なら行ける』という油断は禁物。命あってのものと思います」と強調した。 美佳を演じ、東京の街並みを見る目が変わったという。「以前は『さすが、東京やな!』と眺めていました。でも、今は『ここで地震起きたら、窓は割れ、火事も起きるかもしれない。ここは、やばい!』と考えながら歩いています」 他の出演は、高橋克典(54)、伊藤淳史(35)、室井滋(59)ら。
PR情報
|