東京都港区は20日、2020年春開業予定の高輪ゲートウェイ駅周辺の住居表示を変更すると発表した。新駅設置に合わせてJR山手線などの線路が東に移動すると線路によって現在の区域が分断されるため、移動後の線路に合わせて区域を整理する。三田3丁目、高輪2~3丁目が拡大する形になる。区議会の議決を経て、来年3月をメドに変更する。
同区では国の基準を踏まえ「港区住居表示の実施基準」を定めている。基準では町の境界は道路、鉄道、恒久施設、河川などによって定め、複雑に入り組んだり飛び地が生じたりしないようにしているという。
今回住所を変更するのは三田3丁目、高輪2~3丁目、芝浦4丁目、港南1~2丁目のそれぞれ一部。線路の移動によって生まれる土地はJR東日本が商業施設などを含む高層ビルを建てる予定だ。