DockerコンテナとKubernetesの実行に最適化したコンバージドインフラ「Diamanti」が日本で本格展開へ
DockerコンテナとKubernetesの実行に最適化したコンバージドインフラを展開する「Diamanti」は、ネットワールドとディストリビューター契約を締結し、日本での本格展開を開始することを明らかにしました。
一般に、ハイパーコンバージドインフラとは仮想化ハイパーバイザを基盤に、スケーラブルなスケールアウトストレージ機能を備えています。Diamantiはこれに似ていますが仮想化ハイパーバイザは用いず、ベアメタルサーバにLinux OSを載せ、そこでDockerコンテナとKubernetesを実行しています。
これによりDockerコンテナとKubernetesに最適化された環境をすぐに導入できるアプライアンスとなっています。
Diamantiでは、サーバに搭載されている物理的なネットワークインターフェイスカードを仮想化するSV-IOV機能を用いてコンテナごとに仮想ネットワークインターフェイスを割り当て、高速なコンテナネットワークを構築しています。
さらにNVMe RAIDストレージコントローラもSR-IOVで仮想化し、コンテナごとに仮想ボリュームを直接割り当てることで、高いストレージ性能をコンテナ環境で実現。
さらに、仮想化ハイパーバイザを用いないことで仮想化のオーバーヘッドなくプロセッサ資源をコンテナに割り当てられるなど、コンテナを非常に高い性能で利用できる環境を実現でき、コンテナごとにCPUやI/Oの性能を保証するQoSを設定可能です。
ネットワールドはDiamantiのディストリビュータとして2020年1月上旬からDiamanti D20アプライアンスを出荷予定。10コア2CPU、192GBメモリ、4TBハードウェアの20コアモデルが参考価格1430万円から。
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- カテゴリ サーバ / ストレージ / ネットワーク
- タグ コンテナ型仮想化