トップ > 中日スポーツ > ゴルフ > 記事一覧 > 記事

ここから本文

【ゴルフ】

諸見里しのぶツアー撤退…2016年に肋軟骨痛「成績が残せなくなって…もう納得」今大会が実質ラスト

2019年11月20日 19時30分

プロアマ戦で笑顔を見せる諸見里しのぶ

写真

◇20日 大王製紙エリエールレディスオープン プロアマ戦(エリエールGC松山)

 諸見里しのぶ(33)=ダイキン工業=が20日、今年はQT(出場予選会)に参戦せず、ツアー第一線から退くことを表明した。

 ツアー通算9勝、2009年には賞金ランク2位にもなった諸見里。「引退、ということではなく、来季以降も地元開催で所属会社主催のダイキンオーキッドなど、推薦出場させていただけるのなら、それには出させてもらいたいと思っているんですが…」と語り始めた諸見里。「肋軟骨痛で2016年ほぼ1シーズンお休みをいただいて、以降はゴルフができないほどの状態にはならなかった。それでも成績が残せなくなった。もう納得しました」。

 通算10勝目と、ツアー選手権リコー杯を取って史上初の国内グランドスラムを達成することを自身に誓ってツアーに挑戦してきたが、今季は出場9試合すべて予選落ち。「とくに開幕戦で初日2位から予選落ちしてしまったのはキツかった。ジュニア時代からずっと一緒にやってきた(上田)桃子には、その段階で話していました」という。

 「昨年8月のNEC軽井沢72で葭葉ルミちゃんの飛距離、成田美寿々ちゃんのショットのキレを見て“今の私の魅力って何なんだろう。プロとして見せるものがあるだろうか”と考えたのが、きっかけでした」。今後はまずLPGAのコースセッティング委員の1人になる予定。「私にとってゴルフは学校みたいなもの。人間としても作ってもらった。これからもゴルフを通じて何ができるか模索していきたい」と諸見里。今大会が実質的なラストゲームとなる。

 

この記事を印刷する

PR情報

中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ