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【ゴルフ】

小学生の時からゴルフ漬け…33歳諸見里ツアー撤退に感じるプロとしての選手寿命の短さ

2019年11月20日 23時42分

プロアマ戦で同組のプレーヤーとハイタッチを交わす諸見里しのぶ

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 前週の伊藤園レディスで現役引退した大江香織に次ぎ、ツアー優勝経験のあるトップ選手たちが続々と“実質的な”ツアー撤退を表明した。佐伯が35歳、諸見里が33歳、一ノ瀬31歳、大江29歳。いずれも年齢的にはまだまだ先に希望が持てそうなプレーヤーだ。

 なぜ今、こんなに早く現役生活に見切りをつける選手が増えてきたのか。口々に言うのは「年々トーナメントコースの設定距離が伸び、難度が高まる中で、躍動する若手選手たちについていけない自分を感じた」ということ。

 現在のツアーに出場しているほとんどの選手が、幼少期にゴルフを始め、すでにゴルフ年齢は25年以上。身体的にも精神的にも疲れが訪れる時期が早くなっているのだろう。小学生時からゴルフ漬け。競技を経験し、ゴルファーとしてほぼ完成した状態でプロになるから、プロとしての選手寿命が短くなってしまうのかもしれない。

 一昔前は、成績が出せなくなったベテラン選手は黙ってフェードアウトしていくものだった。だが、30代前半にして次の人生を切り開いていくことを考えれば、こうやって宣言、あいさつして去っていくのも、次の仕事の“営業”になるのかも、と思ったりもする。

 結婚するにもいい年齢層。第2の人生を始めるなら、あまりしがみつかずに始めたほうがいい。いさぎよく、そんな選択をする女子プロたちが増えている。

 

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