栄氏が至学館大監督に復帰「ゼロからの出発だと思い頑張ります」

至学館大監督に復帰する栄和人氏
至学館大監督に復帰する栄和人氏

 至学館大は20日、パワハラ問題で昨年6月に解任したレスリング部監督の栄和人氏を復帰させる方針を決めた。東京五輪を前に選手から上がった指導要望の声が大きな理由。12月の全日本選手権に監督して同行し、セコンドに入る予定だ。

 至学館大は今回の再任の理由について

 〈1〉選手たちとの信頼関係の再構築と選手たちの希望

 〈2〉本人の反省と研修、及び心身、情熱の回復

 〈3〉大学内サポート体制の充実

 を挙げた。

 以下、栄氏のコメント。

 「一度は、すべてを失ったという思いで絶望していました。自らの愚かさが招いたこととはいえ、私にとって有望な選手たちを指導することが、そして至学館の道場に通うことがどれほどの生きがいであったか、強く思い知らされました。只々後悔と反省の日々が続き、もはや人生は終わったと感じました。

 しかし、そのような状況でも一部の選手たちが強く要望し、私を頼ってくれたことから、去年の12月より外部コーチとして少しずつ練習をみることが許されるようになり、そのことから心身共に元気を取り戻してくることができました。時には厳しい批判を口にしながらも私の指導を必要としてくれた選手たち、そして厳しい叱責も含めて、この間親身に指導、助言をいいただいた谷岡学長をはじめとする至学館関係者の皆さんには感謝でいっぱいです。

 再び監督になれるとは夢にも思っていませんでした。そして、このチャンスを頂いたことに心から感謝すると同時に身が引き締まる思いです。ゼロからの出発だと思い頑張ります。そして、皆様の期待に応える結果を出せるよう全力を尽くします。これからもご指導賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請