2度目の交渉で、中日・祖父江大輔投手(32)は納得してサインした。1度目の交渉となった12日と提示は同じ。「頭がしっかり整理できました。納得してサインしました」と100万円ダウンの推定年俸3400万円で判を押した。
前回保留後は米大リーグ・カブスのダルビッシュが「(中日の)評価基準を知りたい」とツイートするなどし、世間の関心を集めていた。ただ、祖父江自身はもともと条件で争っているわけではなかった。自分の考えが、まとまっていなかっただけだったという。
今季は44試合に登板し3勝4敗1セーブ、3ホールドの防御率3・11だった。数字は決して悪くはないが、5月に2軍落ちもしており、「大事なところでやられたり、開幕のときは8回を投げていたのに、チャンスをつかめなかった」と悔いる。口にするのはレベルアップの必要性。「Bクラスから脱出したい。1年間1軍で勝負できるようにしたい」。来季のフル稼働を見据えている。