麺類を頼むお客さんの約7割が注文する「モヤシソバ」は、引き算の美学である

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こんにちは、旧共産圏の国々があまりに好きすぎて、写真集を3冊も出してしまった星野です。最近、外気温が下がるにつれ、旧共産圏が恋しすぎて体がプルプル震えます。

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私はラッキョウ以外ならなんでも食べる食いしん坊です。

今回、昭和48年創業の老舗中華料理店「一寸亭」の存在を知り、たまらなく行きたくなりました。

こちらの名物は何を差し置いてもまずチャーハン。以前、メシ通でもチャーハンの名店として取り上げられていましたよね。

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確かにすっごく気にはなるのですが、このお店でもうひとつ、チャーハンの陰に隠れながらも注文率が異常に高い名物があるというのです。

それが「モヤシソバ」。今回はもうひとつの名物「モヤシソバ」をリポートします!

 

そこは魅惑の町中華空間

舞台は東京・谷中銀座! 下町の情緒が残り、近年外国の方にも評判の高いエリアです。確かに通りは観光客でいっぱい。

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今回の目的地、一寸亭

"いっすんてい”ではなく、"ちょっとてい”と読みます。

 

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餡に溺れたいウマニライス

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ごはん系メニューの中では注文数が上位に入るというウマニライス(850円)、めちゃくちゃおいしい……!

ウマニという想像力をかき立てられるちょっと漠然とした名称もワクワクさせられます。深みのある塩味と言ったところだろうか。野菜もたっぷり、口の中で様々な具材が踊るようなおいしさです。

 

正統派の餃子は安定のおいしさ

続いては、焼き餃子(550円)を。

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名物「モヤシソバ」はこうして生まれる

では、いよいよ「モヤシソバ」(850円)を注文!

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とにかく、早いっ!!

さっすが中華ともいうべきスピード感。熟練の技とはまさにこの事でしょう。

あっと言う間にもやしそば完成です。

 

シンプルなのに奥深い味わい

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具はたっぷりのもやしと、豚細切れのあんかけのみ。まさにシンプルイズザベスト!  「引き算の美学」といってもいいかもしれません。

お店の方によると、麺類を注文するお客さんの実に約7割がこの「モヤシソバ」をオーダーするのだとか。あんかけがずっと熱々なので冬の寒い日にはきっと注文率も爆上がりすることでしょう。

 

シメは別注ライスを投入して……

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白米を入れたが最後、モヤシソバの真髄を味わったような気がしました。

アフターライス……欠かせません。

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こちらの一寸亭はテーブル、カウンター席両方あるので、ファミリーでもおひとりさまでも誰でも気軽に入る事が出来ます。

昔懐かしの昭和を感じる町中華。谷中に店を構え35年、これからも地元の人たちを中心にたくさんの人に愛されていくでしょう。

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店舗情報

一寸亭

住所:東京都台東区谷中3-11-7
電話:03-3823-7990
営業時間:11:30~21:30(L.O.21:00)
定休日:火曜日

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書いた人:星野藍(ほしの・あい)

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写真家、ライター、デザイナー、書道家など。旧共産圏の国々と未承認国家をこよなく愛し縦横無尽に徘徊する。食べる事は人生の生きがいのひとつを考えており、自分の行った国々の郷土料理は何かひとつ作れるようになる事を心がけている。

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