サッカーのユーロ予選D組を首位で突破したスペイン代表で18日、ロベルト・モレノ監督(42)が退任し、今年6月に娘の闘病を助けるため退任した、前監督のルイスエンリケさん(49)が復帰する可能性が高まった。同日の地元紙マルカ(電子版)などが報じた
既に本戦出場を決めていたスペインはホームでの同予選最終戦・対ルーマニアに5―0で快勝。通算8勝2分けの無敗で終えた。モレノ監督は試合後、選手たちに自身の退任を涙ながらに告げ、試合後の公式記者会見にも出席しなかった。
モレノ監督はルイスエンリケさんの退任を受け、助監督から昇格したが「ルイスは友達。もし彼が復帰を望むなら私はいつでも席を譲る」と話していた。闘病中だったルイスエンリケさんの娘は8月に亡くなっている。同紙などによれば、モレノ監督がルイスエンリケ監督の右腕として助監督となる可能性は低いという。