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【サッカー】

ホームで屈辱ブーイング! 森保ジャパン最多タイの4失点でベネズエラに完敗「勝利を目指して戦った。期待に応えられず…」

2019年11月19日 21時37分

先制を許してぼう然とする川島

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19日 サッカー国際親善試合 日本1-4ベネズエラ(大阪・パナソニックスタジアム吹田)

 森保ジャパンが惨敗を喫した。0―4で迎えたハーフタイム。四方からブーイングが日本イレブンに浴びせられた。前半8分、前所属がイングランド・プレミアリーグ、ニューカッスルのFWロンドン(中国・大連)に空中戦で競り負けて先制されると、さらに同30、33分と追加点を奪われ、ハットトリックを達成されてしまう。同38分には、FWソテルドに4点目を献上。4失点は、南米選手権(6月・ブラジル)でチリに0―4で敗れて以来。前半だけで森保体制ワーストに並んでしまった。

 14日のW杯カタール大会アジア2次予選のキルギス戦から南野、吉田、長友らが海外組の一部が外れ、さらにU―22日本代表の久保、堂安も不在。過去に招集した選手が大半だったとはいえ、練習はわずか3日で、あまりにもコンビネーションはちぐはぐだった。

 序盤からパスミス、ボールロストが多く、いくつかのミスはそのまま失点に直結した。試合開始からは初めてだった2トップ、鈴木・浅野のコンビも相手を脅かすまでには至らず、前半のチャンスらしいチャンスは0―1の22分、CKをDF佐々木が頭で合わせ、GKに好セーブされたシーンだけだった。

 後半開始から初招集の古橋を投入、1トップに浅野を据えて従来の形に変更。10分、室屋のクロスを右足で合わせた中島のシュートは、GKの好守に阻まれた。反撃も1点止まり。

 国内組を多く招集し、底上げを図りたかったこの一戦。青写真通りにはいかなかった。森保監督は試合後、「勝利を目指して戦ったが、期待に応えられなかった。前半、なかなかエンジンがかからなかった」と悔しさをにじませた。

 1985年以降で日本代表がホームで4失点以上を喫して敗れた試合は以下の通り。

▽1985年5月26日 キリン杯・ウルグアイ戦(国立)1-4 森孝慈監督

▽1994年5月29日 キリン杯・フランス戦(国立) 1-4 ファルカン監督

▽1995年8月9日 親善試合・ブラジル戦(国立) 1-5 加茂周監督

▽2003年6月8日 キリン杯・アルゼンチン戦(長居) 1-4 ジーコ監督 

▽2017年12月16日 東アジア・韓国戦(味スタ) 1-4 ハリルホジッチ監督

▽2019年11月19日 親善試合・ベネズエラ戦(吹田) 1-4 森保一監督

 

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