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【大リーグ】

サイン盗みにアストロズGM特別補佐関与か 米メディア報道、元記者

2019年11月18日 14時5分

アストロズ本拠地のミニッツメイドパーク(AP)

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 2017年のサイン盗み疑惑に揺れるアストロズは、球団首脳がビデオカメラなどによるサイン盗みを強制するメールをスカウト陣に送信したと報じられたが、17日の米スポーツ専門局ESPN(電子版)は、その首脳がケビン・ゴールドスタインGM特別補佐だったと報じた。

 問題のメールは、同年8月17日に送信されたという。

 「特に欲しいのは、(ポストシーズンで対戦が見込まれる)相手ベンチから出されるサインの識別だ。カメラや双眼鏡などを使ってどれくらい観察でき、記録を取れるのか知りたい。なので、試合に行き、何が可能か(もしくは可能でないか)をチェックし、判明した事実を報告せよ」

 この一報を受け、米放送局FOX(同)は「球団首脳が電子機器を用いたサイン盗みに関与した決定的な証拠となるかもしれない」とした。

 調査している大リーグ機構のマンフレッド・コミッショナーは、“黒”だった場合は「2017年WS優勝のはく奪」「GMの永久追放」などを検討中と伝えられる。

 現カブスのダルビッシュは、ドジャースに在籍した17年のWS第3、7戦でアストロズ打線に打ち込まれ、サイン盗みの被害者だった可能性があると報じられている。

 同GM特別補佐は、ESPNやベースボール・プロスペクタス誌の記者を経て12年にアストロズのスカウトに、14年はプロスカウト部長に就任した。

 本当に歴史が覆り、「ダルビッシュはワールドシリーズ(WS)の優勝メンバーだった」となるかもしれない。

 

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