ゲンゴロウの中で、世界最大種の「オウサマゲンゴロウモドキ」が、猪苗代町のアクアマリンいなわしろカワセミ水族館で展示されている。生きたまま展示されるのは国内初。

　オウサマゲンゴロウモドキはヨーロッパ北部に生息。体長４センチ前後と世界最大級で日本のナミゲンゴロウより一回り大きい。国際自然保護連合（ＩＵＣＮ）のレッドリストで危急種に指定され、絶滅の危機にある。

　展示されている個体は、生息域外で新たな繁殖方法などを探る「域外保全」のためにラトビアから輸入された。ゲンゴロウの飼育で実績のある同館など国内３施設で展示し研究される。