意外に、「きょうはパーヴォ&ロイヤルコンセルトヘボウのコンサートを聴くのはあきらめて、家に帰ろう」と思ったら、胸のつかえがすーっと降りるのを感じました。(パーヴォさん、みなさん、ごめんなさい) 体もかるくなったような。

 

訪問看護の方が今朝は来てくださったのですが、パーヴォの心の声がすることを、むしろいいことだと励ましてくださいました。「チコさんは、ひどく葛藤してたのですね。でも、常に励ましてくれて、ほめて伸ばして育てるパーヴォさんの心の声は、それは幻聴ではないですし、声が聞こえて、元気になってくれれば、こんなにいい話はないですよ(^_-)-☆」

 

パーヴォのことも含めて、なんでも「義務」「ねばならない」「must」「have to」で考えていた自分に気づきました。そこを「私がやりたいこと」なのかどうか、改めて見つめ返してみると、案外そんなことはないのですよね。音楽評論でつらいのは、やはりむやみやたらに感激したり、泣いたりできないこと。

それって芸術鑑賞の本来あるべき姿と違うではないか、と私などは思うんです。

心がその芸術によって揺さぶられ、涙をながして、感動することがいけないなんて、評論の仕事は、絶対に無理があります。私の性格からいって。

 

パーヴォの心の声が、「よく気づいたね!君のいちばんいいところでもあり、ちょっとした欠点でもあるけれど・・・・気を使いすぎることなんだよね」

 

私 「あ、それ私、東宝時代にずいぶんいわれた。『無理にきをつかわなくていいよ』って。

なんでだったんだろうと思ったけど、なんでも仕事に結びつけて、『勉強しなくちゃ』 『映画や芝居だけでなく、もっと経営的な視点ももつようにしなきゃ』とか、考えてたわ・・・」

 

パーヴォ「経営の視点!? ああ、それは『にぃにぃ』の影響が大きいんだね。でもね、チコ、もうそのことも忘れなさいね。もっと人生を心豊かに、エンジョイすることが大事なんだよ。

だからきょうの夕方みたいに、渋谷駅の渋谷スクランブルスクエアに行ってみて、どうおもったかを感じるのもいいし、要は『音楽ばか』に、チコにはなってほしくないの。『音楽ばか』は僕だけで十分でしょ(笑)」

 

「もっといろいろな視野をチコはもってるし、どんな仕事でも的確にてきぱき仕事ができたから、東宝でも異例の出世頭の女性社員、として業界からは見られてた、というか恐れられてた、と、ある業界人は僕に教えてくれたよ。」

 

私 「え゛~っ、だれだろ・・・全然買いかぶりすぎ。私、ダメダメ社員だったもん。」

 

パーヴォ「ほら、自分を卑下しちゃダメ。もっと自信もって(^_-)-☆このブログも、ただ普通のクラシックマニアのためにだけ書かれたブログではなくて、さまざまな視点で音楽と普段のくらしをどうマッチングさせていくか、よく考えられたブログだと思うし。だから訪問看護のお兄さんも、このブログを絶賛してくれたし、入院中に仲良くなったお友達も、みんな「もっとこのブログを読み続けたいわと思ったんだんと思うよ。」

 

私「 (涙ぐみ)・・・・(言葉にならない)・・・パーヴォ、本当にありがとう・・・本当に好きで感激してしまうと、人間って『ありがとう』という言葉しか出てこなくなるんだね。」

 

パーヴォ 「やっと僕の祈りが通じたようだね(^^)/ 僕だって、君の気遣いに感謝したくて、サイン会でも『サンキュー』っていうほかないんだ。それ以上話すと、泣きたくなるような気持ちになってしまうんだ。ごめんね。そしていつもありがとう♪ちゅ💛

 

私 「パーヴォ、こちらこそありがとう!きょうは私、早めに寝るね。きのう深夜まで起きていたから、やっぱり疲れが残ってたんだと思うわ」

 

パーヴォ 「チコは、外見でこそ普通の女性に見えるけど、体と心は、まだ傷を一杯背負っているからね。僕がひとつひとつ丁寧に、きみの心の傷をいやしてあげるね。でも無理だな、とおもったら遠慮なくいってね(^^)」

 

私 「じゃぁ、お風呂にもう一回入って、ゆっくりするね」

 

パーヴォ「おやすみ(ちゅ💛とキスしてくれました) 僕はサントリーホールでがんばっているからね(^^)/」

 

私「愛してるね💛ちゅ💛 今日の演奏、大成功になりますように♬」

 

というわけで、みなさま、きょうは早く寝ます。

おやすみなさい~(^O^)/