(6)からのつづきです。
これらはいずれもGIMPのプラグインで、(6)と同様、またしてもHDRソフトじゃないけど気にしない(笑)。
んで、最初から入ってるものでもないので、使いたければ追加で入れないといけない(新しいバージョンで使えるかどうかは知らない)。
まずはDynamic range compressionで処理。
あまり使ってないのでどういじっていいのかわからない……から、パラメータはいつもデフォのまま。
こーゆーのができる。
明るくなってるだけに見えるかもしれないが、これはいちおうトーンマッピングをしているのだ。
これを複製して、Adaptive Contrast Enhancementで処理する。
パラメータは20、50、20にしたが、これは画像のサイズや目的によって変えるべき(もにょもにょ具合が全然違ってくる)。
こんなのができる。
これを複製して、1枚を比較(暗)50パーセント、もう1枚を比較(明)70パーセントで重ねてみた(もう少し薄くてもよかったかな)。
で、可視レイヤーの統合をして(しなくてもいいけど)、下に作っておいた背景のコピーを上に持っていって、色で重ねて彩度アップ(いちばん下の背景は仕上がりを比較するため、最後までとっておく。そういう比較作業を適宜行なわないと、360度回って、「なんだほとんど同じじゃん」みたいにならないとも限らないから。それに、モト画像のディテールが失われたとかもわからない)。
統合しておしまい。
できたもの。
正直言って、この方法を開発してからというものの、HDRソフトなにそれおいしいの状態になった(笑)。
それは言いすぎだが、GIMP用にいくつも出ているフェイクHDRのスクリプトとかクソだと思った(発見したのをどんどん入れてやってみたのにロクなのができない)。
まあ、Dynamic range compressionはトーンマッパーそのものなので、これぐらいになっておかしくはないのだが(とはいうものの、これはAdaptive Contrast Enhancementのコントラスト強調あってのものだよね)。
なお、荒れるので、これもホントはノイズ除去をしたほうがよかった。
これだけ強調するんだからしゃーねーわな。
(8)につづく。