(1)からの続きです →Mac用のHDRソフトってことで検索で来てくれる人が多いですが、(1)のほうにもwin用mac用の両方が出てるソフトを紹介してます。→15年11月追記:最新のMac用HDRソフトはこちら(フリーじゃないけどね)。
PhotomatixはうまくHDR合成できないことがよくある(の続き)
※追加の注
(1)にも書きましたが、ここで問題にしている現象は4.1.2のバグだったようです。
↑ と思ったのですが、4.1.4は4.1.2よりマシ(最新の4.2以降は知りません)だけども、だめなものはだめでした。どうもこれはPhotomatixProのHDR合成の独特のアルゴリズム(?)に起因するような気がします(調べてみると他の一般的なHDRソフトと違うのです)。いいときはそれが特長となるのかもしれませんが、裏目に出ることもある、のかもしれません。
↓
これ、いったいなにがわるいのかというと、こういうことみたい。すなわち、自動のゴースト除去をさせるとその除去範囲を広くとりすぎてしまい、いろんなところの除去範囲がつながって、そこになにをとち狂ったか、いちばん明るいカットをはめ込んで無理やり明るさを合わせようとするのがいけないみたいです。ほとんどすっ飛んでるようなカットをいくら暗くしても、出ないものは出ないです。それがモヤモヤの原因。除去範囲が広すぎるってのが根本的な問題。なので、このトラブルが出たら、手動で除去範囲を設定する必要があります。他ソフトの自動ゴースト除去は、これはこれで除去範囲が狭くて、けっきょくゴーストが残ったりすることもありますし……なかなかうまくいかないもんです。
↓
これはこーゆーことです。
というわけで、Photomatixではうまく合成できないことがあるんですね。
しかし、そういう素材でも、Picturenautで合成するとうまく行きます。
必ずうまく行くかどうかは知りませんが、いままでPhotomatixのように大きな失敗はしたことがありません。
ただ、Picturenautはズレの修正が弱いので、そこはFusionの手を借ります。
Fusionであらかじめズレ修正をしておいた素材を、Picturenautに読ませて合成をするのです(Fusionで合成しても32ビットファイルを吐けない)。
んで、できた32ビットHDRファイルを、ほかのHDRソフトでトーンマッピングすればいいわけです(Picturenautのトーンマッピングでもよければそれでいい)。
これはLuminanceHDRでトーンマッピングしたものです。
というわけで、フリーソフトの連携が有料ソフトを上回ることもあるということで、はい。
なお、細かいことをいうならば、どういうソフトで合成するか、その合成方法はどうか、そういうことによってできる絵は違ってくると思います。Picturenautで合成したものが、Photomatixで合成したのと同じかどうかはわかりません。←まったく違いました。
その後のトーンマッピングのほうが影響は大きいと思いますが。←モトのHDRファイルが違えば、それだけでぜんぜん違ってきます。
この現象(なのかどうかわかりませんが)の回避策として、偽の露出情報を与えるというのもあるようですけど、どうやるのかわかりませんしやったこともないです(意図的にふだんと違う合成結果を得たいときにも行なわれる手法みたいです)。
EXIFを抜いた画像を入力し、Photomatixがだいたい目安をつけてきた露出補正量のまま合成させるのと、正しい補正量を入力して合成させるのでは、このモヤモヤの出方がかなり違うのは確認しました。しかし、それではということで、モヤモヤが減る方向に補正量の数字を減らしたりなんだりしましたが、なくなることはなかったです。
ようするに、どこかおかしいんだろうと思います。合成エンジン(?)と画像との相性がよくないんでしょう、たぶん。
下の絵はPicturenautで合成したものをPhotomatixでトーンマッピングしたものです(ちょっと彩度が高すぎるか?)。
上のものとはまた違って、これは合成するときにPicturenautで色の自動補正をかけたため、32ビットHDR画像そのものが、曇りの日特有の寒色系から暖色系に変わっています。
Photomatixでやったトーンマッピングは2種類で、それをフォトショで乗算するなど合成し、色やレベル調整、いくつかのフィルターをかけたりなんだりしていじりました。
ここまで暖かみのある色の写真になるとさすがにウソくさすぎますが、作った絵としては……まあ、人気のあるソフトだけのことはあると思います。
実際の撮影場所の雰囲気が出ているのは、上の寒々とした薄暗い写真のほうですけどね。
では、ソフト紹介の続きをどぞ。
○ ○
●HDRtist
これのPro版は有料とのこと。
Mac専用のものなので試すこともできず、なにがなんだか全然わからない。
とりあえず1枚JPGもトーンマッピングできるようだが。
【特徴】
簡単HDR加工アプリ HDRtist at 若旦那の独り言wp
【ダウンロード】
HDRtist "Easy to use HDR Software for your Mac" - Ohanaware
●Hydra
Mac用のソフト。仕様の異なるエクスプレスとプロがある。アパーチャーやライトルーム用のプラグインも。
App Storeには体験版はないのでメーカーサイトから落とす必要がある(体験版にはロゴが入るらしい)。
くわしいことはまったくわからない。
【特徴】
特徴というより使ってみての説明
HDR(ハイダイナミックレンジ)画像を作成する「Hydra」~Part-1 - Macテクノロジー研究所
日本語マニュアル(PDF)
ユーザーズガイド
【ダウンロード】
ここの「ダウンロード&保存」から
Hydra 3 - HDR Photography Application for Mac(翻訳)
●HDRShop
現在のバージョンは2(3かもしれない)のようだが、旧版の1が学術研究および非商用用途限定という条件つきで、フリーで使える。
入手にはメアドどころか住所氏名が必要。
使ったことないのでまったくわからない。
【特徴】
ここにチュートリアルの和訳がある
adv3d-次世代コンテント研究室
こちらは使ってみての説明
楓/HDR で CG のような写真を作ろう!/HDR ShopでHDR画像を作る
【ダウンロード】
このサイトのDownload v1 から
http://www.hdrshop.com/
●SILKYPIX(参考)
基本的にRAW現像ソフト、なのかな? RAW現像もできるレタッチソフト? よくわからんが、それにHDR機能がついた、という感じか。
けっこう使ってる人も多いみたいだけど、「30日間無料お試し」なのでダメ。
●Photo ReColor(参考)
これもふつ~のレタッチソフトにHDR機能がついてる、という感じか。
「15日間無料お試し」なのでダメ。
「従来複数枚のRAWデータが必要であったHDR処理ですが」というような説明は、じつにキタナイ。自分のところのソフトがRAWを扱えないのを、こんなふうに言い訳するとはおそれいった。「当社従来製品」「当社比」ならともかく。どこに複数のRAWデータからしか合成できないHDRソフトがあるんだよ。で、そういうのが主流だったのかよ。しかもお前が推してる1枚JPGのHDRって、トーンマッピングしてるだけの偽HDRだろう。こういう宣伝、優良誤認ということで、景品表示法にひっかからないか?
暗いところを明るくするだけでHDRとか言っちゃうカメラがあるぐらいだから、どうにもならないか……。
↓
追記:いまさらながら使ってみました。
●PhotoImpact(参考)
これもレタッチソフトにHDR作成機能が入っている、という感じ。
「15日間無料お試し」なのでダメ。
●Photoshop(参考)
いろんなバージョンがあって、HDR作成ができるのはどれなのかよくわからないし、調べる気にもならない。といっても、昔のバージョンが買えるわけではないが、とりあえずそれぐらい高い(エレメンツならそれほどでもないけど→追記:いまのエレメンツならフォトマージエクスポージャーというので露出合成ができるようだ。これはHDR合成じゃないHDR。その機能がない古いエレメンツにはAlphaWorksというプラグインがおすすめ。フォトショのプラグインが動く互換ソフトにもいい)。こんなのを買おうと考えている人のために私が調べてあげるのは癪に障るのでやらない(笑)。
ま、「30日間無料お試し」なのでダメだけどね。
ともあれ、ソフトの性格からして派手なものを作るのではなく、HDR合成は合成だけど露出合成的な自然な絵を作るものらしい(派手なのを作りたかったら他社のプラグインを入れろ、ということだろう)。
なお、私がこのブログで「フォトショップを使った」と書いた場合、それは古いリミテッドエディション5か、よくてエレメンツの2(これ、買うだけ無駄だと思う)だかんね。今のフォトショに比べれば、そんなのフォトショじゃないというような性能なのだろうが、リミテッドエディションでもたいがいの(フリーの)プラグインは入れられるし、しょぼい性能のパソでも動作が軽くてよいんだわさ(ただ、フリーのプラグインの豊富さではGIMPのほうが上だと思う)。
今のフォトショなんか入れたら、うちのパソは動かなくなってしまう(つか、DVDドライブがないので入れられないゎ、あぅあぅ)。
※追記
こちらの3回記事で、フォトショのコントラスト関係のプラグインをレポートしてます(原則、フリーのものばかり)。→ 追記:フリーのローカルコントラスト強調プラグインならSharpinionイチオシ!
※HDRとは関係ないけどさらに追記
アドビはいやらしいことにレタッチソフトには当たり前で重要なカラーバランスの機能をエレメンツから省きやがったけど、その代替となるプラグインを発見したので、こちらの記事で紹介してる。
※13年11月追記:
古いCS2はいったん「誰でもダウンロードできるソフト」になったけど、さすがに大騒ぎになって、それではマズイと思ったのか、現在では登録したアドビのIDとかの入力をしないと落とせなくなっています。
しかし、英語版のCS2でよければ、その「ほぼフリーソフト」になったものがライセンスキー付きでダウンローダー上に出ていることがあります(ので、興味のある人は検索して調べてみて。いちおういけないことだから使うのは推奨しないけど、調べるのはタダだ)。
誰が考えてもこうなることはわかりきったことだと思うのだけど、アドビは想像力が欠如しているのだろうかね。
ずっと殿様商売してきたから、俺様のいうことは聞くはずだとか考えたんだろうか。
ちなみに、CS2でもHDRに統合ってことで、いわゆるHDR合成(32ビットファイルへの合成)はできます(そのままトーンマッピングしたければ、Photomatix Proのプラグインでも入れればいいでしょう……買わないとロゴが入るけど)。
●PaintShop Pro(参考)
写真屋と人気を二分するペンキ屋(塗装屋)、といえないところが悲しいけれども、わりと有名なレタッチソフト。
これにもHDR機能が搭載されているようだけど、「15日間無料お試し」なのでダメ。
これって、その名まえのせいで、お絵かきソフトだと思ってる人がいるんじゃないだろうか。なにを隠そう私がそうだったし。
●Photosphere
Mac用なので、まったくわからん。ホントにHDR合成ソフトなのかどうかすらわからん。古そうだし。
なんか32ビットHDRファイルのビュワーとして紹介しているところもある。
ビュワーなら合成やトーンマッピングはできないかもしれない。
【特徴】
lucille 開発日記: Photosphere
【ダウンロード】
ここのUniversal version of Photosphereをクリック
Anyhere Software
●pfstools
なんかよくわからない。サイトには、慣れない人はQtpfsgui(LuminanceHDR)を使ったほうがいいみたいなことも出てる。
別々の動作をするプログラム(ツール)のパッケージ、ということなんだろうか。
これ以外にもいくつかのプログラムが必要なんだろうか。
コマンドラインってなにそれおいしいの? コマンドラ in とかって、アメリカの地方の安っぽいホテルみたいだ。
【特徴】
特徴というよりも、これを使って作業した例
hdr
【ダウンロード】
pfstools About
●easyHDR Pro
これも有料の製品版をタダで使えるけどマークが入るよ、というもの。
位置合わせ(ズレ補正)したそれぞれの画像を保存できるのはいいが、それには真ん中にマークが入る(しかも、少なくとも自動では合わないことがある。手動はPhotomatixBasic1.0と同じ方式だが、かなり拡大できるので精度はよい。ちなみに色収差軽減機能もある)。合成した32ビットHDRファイルを保存することもできるが、それにも真ん中にマークが入る。そのHDRファイルをトーンマッピングしたものには4か所にロゴが入る。
つまりは対称になるようにウォーターマークを入れてくるので、回転させたものを合成しても消せない(4か所と書いたけど、それは小さいサイズであって、たとえば1000万画素だと9か所にマークを入れてくる)。
LuminanceHDRのように出力サイズを選べるようなんだけど、小さくしても時間がかかる。もしかしたら、処理そのものは大きいサイズでやって、それを縮小しているだけかもしれない(どう作っても同じ結果にするためかもしれない)。
出力には素材からEXIFデータをコピーしてくれる(キャンセルも可能)。
1枚JPGもトーンマッピングできる。LDRのエンハンスと呼んでるようだ(それにもマークが入る)。
さてさて、こういうときはどうしたらいいかというと、サイズを変えたものを処理して重ねればいい。たとえば横2500ピクセルだと4か所にマークが入るが、3000ピクセルだと9か所にマークが入る(どのあたりが境界かは不明)。それを同サイズにして重ねるとマークの位置がずれるので、うまく消しゴムで消して合成できる。さいわいにも、サイズが変わっても処理結果はまったく同じになる(いろいろパラメータを変えても同じになるかどうかは未確認)。
真ん中に入るのは、さすがにいかんともしがたい。なんというか、意地でも「タダでは使わせないぜ」ということなのだろうか(画像全体のサイズを変えるのではなく、カンバスサイズを変えるという意味で違うサイズの物を作るか、適当にトリミングして「画像の中心」を変えたものを処理し、それらをあとで合成するという方法も取れなくはないだろうが、めんどい。そういう方法でも同じに仕上げてくるかどうかもわからないし)。
プリセットがあるとはいえ、そのプリセットの見本が出てくるわけじゃないし、ちょっと「easy」とは言いがたい雰囲気だ。モニターのカラープロファイルを選べたりと、わりとマニアックな人を対象にしているように感じる(ほかのソフトでもプロファイルは選べたりするが)。ま、いずれも仕上がりとは無関係なことだが、easyじゃないだろうと思った。
仕上がりはPhotomatixと違ってシャープでくっきりハッキリでナチュラルという感じがする(多少ゲージツ的なのもできる)。
終了してもexiftoolなるプロセスが残ってしまうことがあった(タスクマネージャで終了させた)。
完全にフリーのeasyHDR Basicというのもあるが、いったいぜんたい、なにをやってるのかわからない。ちょっと大きいサイズの画像を入力すると、表示されるまでおそろしく時間がかかるし、ズレ補正はマニュアルで縦横移動しかできない。
そして、トーンマッピングらしきものはなく、どうも平均合成みたいなことをしたものをトーンカーブで調整するような感じ(?)。あとはいくつかのフィルターが用意されているけど……わるいけど使い物にならんな、これは。
【特徴】
いいページがないのでぐるぐる翻訳
About easyHDR, a High Dynamic Range exposure blending and tone mapping software.
【ダウンロード】
Download HDR photo processing software, easyHDR PRO 2
Download easyHDR PRO 1 & BASIC
※13年11月追記:
現在のイージーHDRは3.1ですが、フリー版(BASIC)は、旧バージョンの2.13.3の機能制限版ということになってます。
どんな機能が制限されているかというと、たとえばHDR合成はできるけど、その合成した32ビットファイルを出力できない(入力も不可)とか、位置ズレ修整やゴースト除去や色収差補正ができないとかです。
アライメント(位置ズレ修整)のボタンとかはグレーアウトしてないからクリックできますが、クリックすると「これじゃできないから買え」という警告が出ます。
合成してトーンマッピングして(場合によっては後処理としてフィルター処理したり色調整したりして)、そのJPGなら出力して保存できます。
んで、3と2の違いですが、ほぼ同じと考えていいみたいで、パッと見で違うのは、2ではプルダウンメニューでプリセットを選ぶようになっていたのが、3ではPhotomatix Proみたく小さいプレビューがずらずらと出てくることでしょうか(Luminance HDRもそうなったけど、まあ、そのほうがわかりやすいわな)。
どちらもそんなに軽いソフトじゃないので、低スペマシンで使うと快適とはいえないかも。
●HDR Darkroom および HDR Photo Pro
製品版をフリーで使うときは出力にウォーターマークが入る、というもの。
その体験版のダウンロードにはメアドが必要。
モノがどういうものなのかは知らん(Darkroomには、1枚画像を入力すると、自動で明るいのと暗いのを作って擬似的にHDR合成をするという機能があるらしい)。
HDR Darkroomには日本語版がある。
【特徴】
HDR Darkroomを使っての感想
Vector:HDR Darkroom - コメント・評価
HDR Software | HDR Photo Pro and HDR Darkroom | Everimaging(翻訳)
【ダウンロード】
上記の翻訳ページより可
HDR Darkroomの日本語版はこちらから
HDR Darkroom - 株式会社ジャングル
※追記:ベクターから落とせばメアドはいらないようだ……が、いまさらめんどいので試用はしない(つか、すぐ上でベクターの感想を紹介してるじゃん、気付けよ)。
※追記 : HDR Darkroom日本語版を使ってみた
めんどいとかいいつつ、落として入れてみた。バージョンは2.1.1。
パッと見、表示が日本語(あとアイコン)だけにすごくわかりやすく、使いやすいと思う。操作も簡単で、使い方もなにもない。これぐらいすぐわかるだろう。
しかし、簡単ゆえにできることが少なく、HDR入門者やHDRに多くを求めてない人にはいいかもしれないけれども、「ああ、おもしろいね」で、すぐ飽きるような気がする。
複数の素材(いちおう合成前に回転ズレも修整できるようだが未使用)だけではなく、1枚JPGやRAWもトーンマッピングでき、露出合成もできてしまう。
これはおそらく、Fusionと同じように明るさごとに分解したデータ(?)の強度というかバランスというかを変化させているのではないだろうか。ようするに明部と暗部(あるいは中間も)の明るさの独立コントロールのようなもので、合成をしてないのだから、正しい意味での露出合成ではないと思う。擬似的なものだ。
メソッドはトーンマッピングと露出合成、それにトーン圧縮があるが、トーンマッピングオペレーターが1種類で、違う調子にはできない(たとえばLuminanceHDRではMantiuk'06とfattleが2大トーンマッパーだが、そういう種類がない)。印象としては、ちょっと小汚くなるありがちなものだ(細部が強調されるのだからそう見えるのは当然だが、ゴリゴリしたものではなく、わりとスムーズ。別に悪くはないが、Photomatixでもできそうな気がする……確かめてないけど)。
いじれるパラメータもわずかで、細かいところを気に入るまで追い込むなどという使い方とは無縁だ。
1枚から作るときは、適正と明暗に調整したものをソフト内で擬似的に合成するというような説明がたしかに取説(チュートリアルのPDF)にはある。そのとおりのことをやっているのかもしれないけど、つまりは1枚から作ることに変わりはない。その3枚が表示されたり、出力できればおもしろいが、ちょっと拍子抜けした。
こんな簡単なものだし、取説にも記載がないから32ビットファイル(hdrファイルとか)には対応してないのかと思ったが、入力したらちゃんと読むし、出力もできた。これができるなら、他のソフトとの連携もできる(他のソフトで合成し、これでトーンマッピングするとか。あまり意味なさそうだが)。
ただ、他のソフトで合成したものをトーンマッピングすると、いちばん暗くしてもまだ明るい、ということがおこることがある(こういう相性の問題は他のソフトでもおこることがあるので、このソフト固有のものではないが)。
保存することなく出力をフォトショに渡すこと(エクスポート)もできるのだが、やってみるとできなかった。ええ、うちのフォトショはどうせ古いですよ。だから認識できなかったのだろう(Photomatixなら開くソフトを指定できるのに)。
バッチ処理もできるほか、ノイズ除去機能もある。
体験版では出力にロゴのすかしが入る(ベクターでは「15日間全ての機能をお使いいただけます」となってるけど、それはウソ)が、1000万画素でやってみたところ、左上、右上、そしてど真ん中に入れてくる。ど真ん中に入るのは、逆さにしたのを作って合成しても消せない。ザンネンでした(余白を作って画像の中心をずらしたものでやらなくてはいけないのでめんどい。またはサイズを変えるとか)。
あっという間にアンインストールした(嫌いだとかいうのではなく、そんなにいろんなHDRソフトを入れておいてもしょうがないから。今だって6個入ってるんだ……ちゃんと目的によって使い分けてるけど)。
と思ったけど、こんなことになってしまった(ので、けっきょく、よく使うようになってしまった)。
※追記:HDR Darkroomはバージョン3が出ていますが日本語版はないみたいです。2と違って多彩なプリセットがある(どれもビネット=周辺減光を加えられるのはおもしろい)し、細かい調整もいろいろできます。ただ、体験版でトーンマッピングするとでかいロゴがど真ん中に入るので、それを消して使うというのは一筋縄ではいかないでしょう(ちなみに、インストールのときには「匿名で利用状況を送信するか」みたいに聞かれるので、イヤならそのチェックを外すこと。それと、使う前にメアドを入力しなくちゃいけないけど、ヤならデタラメを入力しちゃえばいい)。あと、HDR合成のときにズレ修整ができますが、それはバージョン2よりも高性能みたいです。でも、ゴースト除去(2にはないです)には失敗することがあります。2と同様、このHDR合成だけならロゴは入らないので、フリーの合成ソフトとして使うことはできます。Proバージョンってのもあるみたいだけど、よくわかりません(Mac用ってこと?)。→ 追記:夜景の合成は大失敗することがあります。
●Zoner Photo Studio(参考)
ジャングルから13の日本語版が出ている。それはもちろん売り物だから有料(体験版は30日使用可能)なのだが、困ったことに本家のメーカーでは12とか13とか、非商用の個人向けとしてフリー版を提供している(12は日本語版アリ)。
ちょっと期待したのだが、残念ながらHDR機能を搭載しているのは有料のProだけのようだ。よく考えれば、売り物と同じのをタダで配るはずがない(そりゃそうだ)。
タブ切り替え式でビュワー(VIXみたいな感じ?)としても簡単なレタッチソフトとしても使えるし、意外と便利かも……と思ったけれども、よく考えたらそれほど高機能とも思えず、少なくともフリー版は中途半端かな。
ちなみに、これを入れると、初期設定ですべての画像フォーマットを自分に関連付けようとしたり、ウィンドウズと統合(?)しようとしたりする。わからん場合、初期設定はキャンセルしたほうがいいと思う。
●HDR Express および HDR Expose(旧 HDR PhotoStudio)(参考)
よくわからんが、スタンドアロンだったりプラグインだったりするようだ。
「30日間無料お試し」なのでダメ。
●HDR EFEX PRO(参考)
そもそもお試し版がないみたいのでダメ。→16年追記:Nikはグーグルに買収されたんだけど、ついに全ソフトが無料になった! これは使わないと損だと思う。試用レポートはこちら。サイトはこちら。
https://www.google.com/nikcollection/
↓
Color Efex Pro 4の威力についてはこちらの記事参照。
●SilverFast HDR(参考)
HDRの語はついているが、「64bit/ 48bit カメラ&スキャナー RAW データ処理用のハイエンドソフト」とのことで、いわゆるHDR処理をするソフトじゃない。
ある意味、正しいHDR(ハイダイナミックレンジ)の語の使い方をしているといえるかもしれない。
HDRソフトを探していて、なにかヒットしたとしても、それがハイダイナミックレンジ処理用のソフトだとは限らないというわけ(ハードディスクレコーダー関係だったり)。
●PhotoAcute
HDRのためのソフトというよりも、多数の画像を重ねることでノイズを減らしたり擬似的に解像度をあげたりと、天体写真屋にとっては当たり前のことをふつうの写真でやるソフト、という感じかも。HDRはその一環、らしい(あまり使えないとの評価もあるが)。
被写界深度が浅い写真をいくつも重ねてパンフォーカスっぽく合成できたりするようで、これはおもしろい。マクロ撮影などのとき、絞ってもフォーカスが広がらないけど、そういうときに使えるかも(2枚ならGIMPの深度合成でできる。やってることは切り貼り合成だけど。ただ、深度マップが別途必要らしいので、やる気にはならない)。
トライアル版は無期限で使えるが、例によってウォーターマークが入る。しかし、そのマークは【特徴】のページに出ているように、真ん中に入る……らしいので、回転させたりしても消去できないかも。
ためしに入れてみたらエラーが出て起動しなかった。なにがわるいんだろう? もしかしたら必要なランタイム(.NETとか)が入ってなかった?
プログラムはけっこうな容量を食っているけど、その半分以上はカメラレンズのプロファイルdllらしく、なんだかなぁという感じ。いらないのは削除したりしていいんだろうか。 → 15年追記:実際に使ってみたが、HDRはたしかにあまり使い物にならない。なお、現在のwin用は64ビット用しかないので、32ビット用がほしかったらダウンロードサイトなどで探すしかないかもしれない。
【特徴】
特徴というよりも、機能の説明(?)
PhotoAcute Test - ぽんハウス
【ダウンロード】
Take better photos, reduce noise, increase resolution of digital photos. Leading superresolution software.
●PhotoLine(参考)
これもフォトショのようなレタッチソフトで、それにHDR機能が入っている、というようなものらしい。
なんか16ビットを扱うことができるだけじゃなく、各種プラグインのフィルターをそれに対応させてるところがすごいらしい。たしかに、うちの古くて安いフォトショは16ビットも扱うことができるけど、そのモードではほとんどなんの加工もできないからなぁ。
とはいうものの、これも「30日間無料お試し」なのでダメ。残念でした。
ちなみに、16ビットモードが使えるレタッチソフトにはFhotoroom HDRがある(16ビットモードじゃなく16ビットファイルを扱うとロゴが入るようだ。ちなみに32ビットファイルもレタッチできる)。
●Oloneo PhotoEngine(参考)
よくわからんけど、これも「30日間無料お試し」なのでダメ。
けっこう持ち上げている(海外の)レビューがあるので、わりといいものなのかも。
プレビューと最終的な出力とが同じだから作りやすいとか、Photomatixのようなやわらかい調子じゃなく、シャープだとか。
●HDR MAX(参考)
なんかすごそう(サイトが)だけど、よくわからない。スタンドアロンとプラグイン版があるのかな。
Photomatixよりもシャープで発色もいいとかいう話もあるけど、Photomatixはかなり調子が柔らかいから、それに比べるとほとんどのHDRソフトの調子はハイコントラストでシャープなんだよね(たぶん)。
ま、「30日間無料お試し」なのでダメだけどね。
●Photogenics HDR(参考)
レタッチソフトにHDR機能が入っているというものらしいが、よくわからない。
これも「30日間無料お試し」なのでダメ。
メアドが必要だし。
●HDRfinish V1(参考)
HDRファイル(とくにパノラマファイル)のビュワーなのかな?
ガンマ補正とかの簡単な編集はできるようだけど……ああ、HDRパノラマ画像(素材)を販売してるところのビュワーなのね、これ。
お試し版もないみたい。
●HDRFactory(参考)
スタンドアロン版とプラグインがあるみたい。
あちらモノだけど日本語版があるのはいいと思う。
「10日間無料お試し」なのでダメなんだけど、ほかのソフトにくらべるとやけに試用期間が短いな。
●PHOTOMIZER(参考)
1枚写真を「HDR最適化」することができるんだと(GEのカメラみたく、ただ暗いところを明るくするだけじゃないだろうな?)。
「30日間無料お試し」なのでダメなんだけど、その「体験版」なるものがどこにあるかさっぱりわからない。
お試し版というのがあるのではなく、製品をダウンロードしたら、30日だけ使えるよ、ということか。なんか、いかにも別製品が用意されてるような説明は誤解をまねく。
だけども、会社サイトからだとどうしてもストアに行ってしまう。ベクターとかから落とさないといけないようだ。
●MagicColors
ドイツ製のソフトらしい。
HDR合成ソフトではなくて、1枚の画像(RAWもOK)をレタッチするソフト。
デモ版ではウォーターマークが入るほか、バッチ処理がサムネイルしか出力できないなど、少し機能制限があるらしい。
ということでお試ししたんだけど、これはインストール不要で、てきとうな場所に置いて実行ファイルをクリックすれば起動する(もしかして置き場所のパスに日本語が入っているとよくないかも)。
実際にトーンマッピングしたみたいになるかというと、ちょっと微妙かな。たしかにコントラストと彩度を強烈にあげてくるけど……相性しだいかなぁ。うまくできたのを「HDR処理して作った」といって見せれば、とくに疑問は持たれないかも(トーンマッピングして作った画像の後処理にいいかなぁ。LucisArtやTopazAdjustみたいな感じ?)。
しかし、サイトの説明にあるマスクはなんの役に立っているのか、イマイチよくわからない。調整の方法もよくわからない(数十分でわかるわけないか!?)。
とりあえずなんかスゲーから、入れておいてもいいかなと思ったけど、作った画像を保存してびっくり。細かなロゴが豪雨の雨粒のように斜めにいっぱい入っていて、これを消すのはたいへんだわ。つか、あきれて消す気にならない。
それに、「あんたのパソコンのメモリはこれだけしかないゼ♪」みたいな警告が出るし、さすが完璧主義で小うるさそうなドイツ製。
ちゃんとexitで終了しているのに、いちいちエラーで落ちたみたいな警告が出て終了する(エラーを連絡してくれみたいなことも言う)のは不快だ。日本語OSだからなんだろうか。
【特徴】
使い方のページのぐるぐる翻訳(こちらの記事も参照してほしい)
MagicColors Help
【ダウンロード】
MagicColors - touch the magic
●ReDynaMix HDR
これもHDR合成ソフトではなく、1枚の画像のディテールを強調するソフト(プラグイン)らしい。
しかし、そのインターフェイスを見ると……これはDynamic-Photo HDRのトーンマッパーではないのだろうか。
と思ったらそのとおりだった。
Dynamic-Photo HDRと同じく、フリーとして使う場合は出力画像にロゴが入る。でも、フォトショ(他の互換ソフトでも可)のプラグインなら、回転とか合成して消すとか、すぐにできるじゃん。
と思ってお試ししてみたんだけど、古いリミテッドエディションでは動かなかった。
で、対応OSはXP以降とのことだけど、ドジッ娘MEちゃんのエレメンツ2に入るし動くことを報告しておく(最初は出てこなかったのだが、なぜかデフォルトで入るフォルダを間違えたらしく、あとで正しいプラグインフォルダに移した ← そのフォルダを追加プラグインのフォルダに設定してもいい)。
しかし、お試しバージョンはトーンマッピングのメソッドが2つしかない。これならDynamic-Photo HDRを使ったほうがいいように思う。
あと、出力画像に入るマークが上下の2か所なので、180度回転したやつを作っても消せない(90度回転でやるといい)……と思ったのだけど、マークが入る位置が画面外になるように、カンバスサイズを上下に大きくして(余白を作って)おけばいいだけだわ。
つーことで、事実上フリーで使えるフォトショ用のトーンマッピングプラグイン(ディテール強調プラグイン)ということになる(ということは、たぶんGIMPでも使える)。はっきりいって、けっこう便利♪
なお、Mac版ReDynaMix HDRとでもいうべきReVitalizeというスタンドアロンのソフトもある。
※追記:ReDynaMix HDRよりさらに高機能なシングルイメージ(RAW対応)をトーンマッピングするスタンドアロンのソフト、QuickHDRというのが出てます。レポートはこちら。
【特徴】
Blue Moon: HDR(ハイダイナミックレンジ合成)
【ダウンロード】
ここのFree Trialから
ReDynamix, Photoshop plug-in, HDR from single file
●Topaz Adjust(参考)
いわゆるトーンマッピングのように、ディテールを強調したりするソフト(プラグイン)で、それだけでHDRふうの絵が作れるといわれている。
なにをかいわんやの一部で有名なソフトだけど「30日間無料お試し」なのでダメ。
●Lucis Art(参考)
これも1枚画像をトーンマッピングしたようにディテールを強調するプラグイン。ほかのお楽しみ系(?)のエフェクトができるバージョン(今のもできる?)もあって、それがそもそもの姿だったようだ(と思う。その古いのを使ってるんだけど、高ぇよ、これ)。
「30日間無料お試し」なのでダメだけどね(しかも、お試し中はプレビューできるだけで作ったのを保存できない。実サイズで見たり印刷できたりしないと「お試し」にならないじゃないか)。
スタンドアロン版のLucis Proというのもあるけど、それとこれとはまた違うもの(画像を強調するのは同じ)。
※13年11月追記:Lucis Artはディスコンになって、いまはLucis Proがフォトショのプラグインになっているようです。残念ながらお試し版はないみたい。
※17年追記:会社がなくなってしまった(業務終了)ので、もう正規の方法で入手することはできなくなりました。こちらの記事をみてください。
●AKVIS Enhancer(参考)
これもディテール強調ソフトなんだけど、サイトの説明によると「バージョン7.0以降はHDRI技術をサポート」してるとのこと。
「10日間無料お試し」なのでだめ。
●SNS-HDR
ポーランド製?
proやhomeは有料だが、liteはフリーウェア(コマンドラインから使うようになっているとか、よくわからん)。
.NET Framework 3.0 SP1が必要とのことで……たしかPhotomatixには2.0以上が必要だったんだよなぁ。なにかを使うためになにかを入れなくちゃいけないってのは、ヤだなぁ(HDDの容量が小さいから)。
【特徴】
SNS-HDR: An Easy Way to Get Natural Looking HDR Images - Photo Tips @ Earthbound Light(翻訳)
【ダウンロード】
SNS-HDR
●CVLTonemap
HDRソフトというよりも、トーンマッピングをやる専門のソフトらしい(ソフトというよりツールという感じ)。
わかりやすく言うと、LuminanceHDRのトーンマッピング部分だけを抜き出したようなものだろうか(ホントかな?)。
まあ、ふつうの人は、これを選んでもしょうがないと思う(ツールをセットでそろえればいいんだろうけど、全部できるソフトでいいじゃん、と思う)。
【特徴】
CVLライブラリ全般の解説
GPUでHDR画像を処理できるCVL - SourceForge.JP Magazine : オープンソースの話題満載
CVL: Image and data processing on the GPU(翻訳)
【ダウンロード】
cvtool | Free Graphics software downloads at SourceForge.net
●bracket
よくわからないが、埋もれているソフトっぽい。「使える」ものであればいいが、詳細はまったく不明だ。
ということでお試しお試し……。
画面はエクスプローラ風のビュワーみたいになるんだけど、フォルダやファイルの日本語が文字化けするのが最大の弱点。
HDR合成をしたい写真を選ぶにも、複数ファイルを選べないので、にっちもさっちもいかない。すべて選択して、不要のをコントロールキーを押しながらクリックで解除するしかない(先に写真を選ばないと、HDR合成のメニューがグレーアウトするので実行できない)。
その後にHDR合成をするんだけど、自動位置合わせは役立たずだし、合成画像にはヘンなモアレみたいのが盛大に出る。
合成そのものは平均合成みたいなもので、絵は平坦なものになる。それをトーンマッピングするんだけど、コントラストや明るさ、彩度など、パラメータは少ない(自動もある)。
いずれにせよ、easyHDR Basicのようなものであって、ほとんど……いや、まったく使い物にならないというのが正直なところ。
残念ながら埋もれるのもしかたがない。
【特徴】
Ahmet Oguz Akyuz - Publications(翻訳)
【ダウンロード】
上記ページからHOMEに行くと、各OS用のが用意されている
●cinepaint
正確に言うとHDRソフトではなく、そういうソフトのHDR画像保存フォーマットである32ビットEXRや16ビットTIFなどのフォーマットに対応したレタッチソフトらしい。
GIMPからの派生ソフトらしく、それが8ビットフォーマットしか扱えないことから出てきたものという。
たとえばPhotomatixなどでHDR合成し、保存にEXRフォーマットを選んでおけば、それをそのままレタッチできる、ということになる(と思う)。
トーンマッピングはできない。
以前はかなり不安定だったようだけど、いまのはどうだろうか。
残念ながらウィンドウズ用はほぼ開発中断(中止)状態で、古いバージョンしか入手できない。GIMPを使っていれば多少は想像できるだろうが、使い勝手はいいとはいえない(なぜかファイルを開くことすらできなかったりもする)。
【特徴】
CinePaint - Open source deep paint software(翻訳)
【ダウンロード】
CinePaint | Free Graphics software downloads at SourceForge.net
●GIMP
GIMPにはさまざまなプラグインやスクリプトが用意されているが、その中に露出合成をするものがある。
トーンマッピングして作ったハデハデの絵にはならないけれども、よく見ると暗いところはつぶれてないし、明るいところは飛んでない……という「よく写った写真」っぽいものを作れる(いや、コントラストが低くなるので、それだけでは「よく写った写真」には見えないか。細部強調をしないと)。
ウチのGIMPにはこれを入れた記憶がないのだが、どうして入っているのだろう。プラグインのセットの中に入っていたかな? 入れたのを忘れてるだけか?
これ、細かな調整をしようと思わなければ操作は簡単だし、わりといいと思う。画像を入力してOKをクリックすれば、あとは自動でできる(最後にレイヤーの統合が必要)。3枚の画像からしか合成はできないけれども、私が好きな「電球の見える夜景」みたいな特殊なものを狙わなければ充分だろう。
なお、同じGIMPのプラグインであるAdaptive Contrast Enhancementというものも、けっこう異様な細部強調ができて、トーンマッピング的に使えるかも(コントラストを落として彩度をガーンと上げ、これで細部強調するだけで、HDRふうにはなる。また、作ったHDRの後処理にもよさそう)。フォトショ(古くて安いバージョンもOK。他のレタッチソフトにも入れられる)の場合はLocal Contrast Enhancementというフリーのプラグインがほぼ同じ効果(かな? ←と思ったけどかなり違う。こちらの記事で出しているLocal Contrastがいい → Sharpinionのほうがいい!)でオススメ。どちらも猛烈にノイズが乗るけど、ノイズ除去をして縮小しちまえばわからない(笑)。
あと、Fake HDR Effect Adaptive や Fake HDR Effect enhance というスクリプトもある。トーンマッピングをしたような感じに仕上げるものらしい。←ならないけどね。
【特徴】
JD Smith: Code - Exposure Blend(翻訳)
【ダウンロード】
上の【特徴】から落とせる
かんじんのGIMP本体とよく使われるプラグインなどはここから
GIMP2を使おう
※追記
どうしてもGIMPでやりたいという人は、こちらやこちらの記事を参照してもらうといいかもしれないです。そのほか、当ブログ内にGIMPを使った記事がいくつかあるので、検索とかして参照してください。あまり知られてない(と思う)プラグインなども紹介してますし使ってます(トーンマッピングするプラグインも発見したよ)。→GIMPで夜景HDRを作るチュートリアルの記事を作りました(Adaptive Contrast Enhancementのプログラムも置いてあります)。
ほかにもあるかもしれないけど、これぐらいで許して。
★このページで10個のHDRソフトの作例を並べているので参考に
Top 10 Best HDR Software Review 2011(翻訳)
★このページのリンク集も
Software Links(翻訳)
★こちらの記事でHDRソフト6種の夜景HDR合成(トーンマッピングにあらず)の性能比較をしてます。
追記:2014年版のHDRソフトの比較
Top 20 Best HDR Software Review 2014
おつかれさまでした。m(_ _)m
追記
●RaijinHDR(ライジンHDR)
新しいHDRソフト、だと思う。しかも国産(だよな?)。
32ビット版と64ビット版があって、評価版(フリー)として使う場合、800×600よりも大きい画像にはウォーターマークが入るとのこと。サイトの作例を見ると、どうもハデハデなものを作るものではなさそう。
使ってみようかと思ったけど、.NET Framework 4.0が必要(入ってない場合は入れられてしまう)とのことで、やめた。なんか、いくつものソフトがこれの上で動くならともかく、たったひとつのソフトのために、でかいランタイムを入れるのはヤだよ。うちのパソのHDDには、そんな余裕はないんだ(マジでそういうパソなので笑うしかない)。
なお、ズレ補正(位置合わせ)機能は入ってないので、それはフリーソフトとして配布しているラピッドアライメントというのを使ってほしいとのこと(だけども、これは縦横の平行移動が補正できるだけだ。なお、これだけでもアルファ合成ができるとのこと。単純な露出合成というか平均合成というか、そんな感じだろうか?)。これも.NET Framework 4.0が必要。
【特徴】
PixelVR HDR画像合成ソフトウエアRaijinHDR
【ダウンロード】
PixelVR HDR画像合成ソフト ダウンロード
RapidAlignment ダウンロード
↑ ソフトはベクターにあります(検索してちょ)が、製作者のページが失われてます。一時的なものなのか、業界から撤退したのか、そのあたりは不明です。でも、グーグルのキャッシュさえ出てこないというのは、もうやめたのでしょうか(商売にならなかった?)。撤退したのであれば、ほしくなっても買えないですね。→14年追記:ベクターからも落ちたみたいです。
また追記
●ImageFuser
MAC用のImageFuserというフリーソフトもあるようですが、Winなので使えないため、まったくわかりません。
とはいえ、作例とかをみると、どうもはげしくトーンマッピングしてハデハデなものを作るものではなく、Fuserという名まえのとおりフュージョン(露出合成)のソフトなんじゃないかと思います。
んで、どうも位置合わせだけをして、その画像を出力することもできるみたい(位置合わせはAlign Image Stackというやつで、Luminance HDRと同じもの。元々はパノラマソフト用のものだったらしいが)。位置合わせに便利なFusion(HDRソフトのFusion)のMAC用はないから、これはいいんじゃないでしょうかね。
これで合成したのをもとに、GIMPのプラグインとかでローカルコントラストを強調し、なんとかトーンマッピングしたようにみせかけることもできなくはないと思います(ただ、GIMPのプラグインも、MACに対応してないとかもあるからなぁ)。
【特徴】
つか、簡単な説明かな。
ImageFuser - HDR写真作成用Macアプリケーション
【ダウンロード】
ImageFuser
※追記:PIXEL MASTERとかいうのを使ってみたけど、だめだこりゃ。他人に勧められるようなものじゃない。