ちょっと前にテレビでやってたので、録画して見た。
そのゴジラが放射能火炎を吐くシーン(おっさんなんで、どうしても放射能火炎と言ってしまう)。
これなあ……ロケット噴射のようすと同じなんだよね。
この動画は、世界初の有人宇宙飛行をしたソ連(当時)のガガーリンが、ボストークロケットで打ち上げられるところ(と称しているんだが、たぶん違うと思う。ドキュメンタリーではなく、いわゆるヤラセとか再現映像とかだろう)なんだが、1:45あたりからのロケット噴射のようすを見てほしい(動画の後のほうは、地球に帰ってきてからのようす)。
最初に「巨大な炎」が出てきて、少ししてきれいなロケット噴射が始まる。
「定常運転」する前に、「不完全燃焼」みたいな段階があるわけだよ。
これは古い映像だけども、ロシアはそーゆー古い技術をいまでも利用している。
ガガーリン当時のものとそれほど変わってない、いまのロシアのRD-107というロケットエンジンのテスト風景を見てほしい。
これだと、ロケットの「定常噴射」のあとのようすもわかると思う。
噴射前も後も、どっちも「不完全燃焼」みたいなボワボワとした炎が出るのである。
これね……ゴジラの火炎放射のようすと同じだよね。
どー考えても、このようすを参考にしていると思われるわけ。
まあ、もちろんね、ゴジラの火炎放射は、「定常噴射」になると、もっと細くなる。
そこは違う。
でも、そーゆーロケットもあるわけさ。
たとえば、これ。
スペースX社のロケットエンジンのテスト。
こっちは、NASAによる、メタンガスを燃料にした新しいロケットエンジンのテスト。
とゆーわけなんで、昔はロケットマニア(今はそうでもない)だった私は、すぐにロケット噴射のようすを参考にしたな、ということに気づいたわけさ。
とゆーことになると、あのゴジラの放射能火炎は、ロケット噴射、すなわち高温高速のガスの流れなんだろうか。
それにしては、ビルに当たったときの破壊具合が派手すぎる。
いくら強力なガスの流れといっても、あんなビルをやすやすと破壊できるはずがない(しょせんは気体である)。
しかし、いわゆるレーザー光線みたいなものを出すのに、その前段階として炎が出るのはおかしい。
加速された重粒子線ではなかろうかと考察している人もいるようだが、それとても、その前段階として炎が出るのはおかしい。
本当はいらないのだが、ファンサービスとして、派手な炎を出してるだけなのかもしれないが(笑)。
それはともかく、あーゆー描写をしてしまった以上、ロケット噴射ガスのような、物理的な実体のある「物質」を吐き出していると考えざるを得ない。
いやまあ、人間が作るようなロケットでは不可能なほどの高速で強力なガスの流れなのかもしれないけれどもさ(ゴジラが体の向きを変えたとき、放射能火炎はタイムラグなくいっしょに向きを変えている。これは光速とまではいかなくとも、音速の数十数百倍近くまで加速されたガスではなかろうか……ガスというかプラズマというか……と考えればつじつまが合う。もちろん、体内がどうなっているかなどは考えないし、どこまで到達するかとかも考えないし、あんな破壊力があるのかということも考えないし、よく噴射の反動で頭が吹っ飛んだりしないなみたいなことも考えないで、だが……よーするに無理があるわけさ)。
写真は光が丘。
早く暖かくならないかな、というわけで……寒くてかなわん。
おしまい。
※書こうと思って忘れたので追記:
正直、ロケットじゃなくて、アセチレンガスの切断機(?)がモトだろうと思うけどね(笑)。