ライトアップされた大興善寺の紅葉=2018年11月17日、三養基郡基山町

 基山町園部にある「大興善寺」は、開創1300年を超える天台宗の名刹(めいさつ)。奈良時代の717年、行基によって創建されたと伝えられ、地元をはじめ多くの人に親しまれている。

 江戸時代の1624年、この地を治めていた対馬藩の宗氏によって建てられた本堂は、かやぶき屋根で当時の寺のたたずまいを今に伝える。本堂裏には大正時代以降、庭園が整備され、春はツツジ、秋は紅葉を楽しむことができる。

 週末に紅葉500本のライトアップを実施している。12月上旬までの期間中、和太鼓の演奏会やもみじコンサートなどさまざまな催しが行われる。問い合わせは同寺、電話0942(92)2627。