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【芸能・社会】

ミスチル50周年&40作目ドラえもん歌う  桜井和寿 国民的アニメとのコラボに「運命の再会」

2019年11月19日 4時0分

主題歌を担当するMr.Children

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 人気ロックバンド「Mr.Children」が、「映画ドラえもん のび太の新恐竜」(今井一暁監督、2020年3月6日公開)の主題歌を担当することが決まった。今作のために新曲「Birthday」を書き下ろし、人気アニメ映画を後押し。小学4年の時にドラえもんと「出会った」というボーカルの桜井和寿(49)は「50歳となる年に、運命の再会ができたことに心から感謝です」と国民的アニメとのコラボを喜んでいる。

 2020年に漫画の連載開始から50年を迎える「ドラえもん」。劇場版は1980年公開の第1作から「のび太の新恐竜」で40作目となる人気シリーズ。今作は、6600万年前の白亜紀を舞台にドラえもんとのび太たちが、自分たちで育てた双子の恐竜の仲間を探して大冒険を繰り広げる。

 50周年&映画40作目の節目に、製作陣は日本を代表するバンド「ミスチル」に主題歌を依頼。ミスチルと言えば、これまでに「劇場版コード・ブルー―ドクターヘリ緊急救命―」(18年、興収93億円)の「HANABI」や、「バケモノの子」(15年、同58・5億円)の「Starting Over」など数々の主題歌で映画を大ヒットに導いてきた。

 オファーを受けた桜井は、ドラえもんと出会った小学4年時を振り返った。当時、まったく勉強しない桜井を見かねた両親が、漫画「ドラえもん」1~5巻を買ってきてくれた。「しっかり勉強しなさい」と言っても素直に応じないと分かっていた両親が「まずはここから始めましょうね。はい、ドラえもん」との気持ちだったのではと桜井は推測する。

 恐る恐る開いたドラえもんにわれを忘れ夢中で読みふけった桜井。「僕にとってはじめての読書。はじめて好きになった本。はじめて感動で泣いた本」と述懐。中学2年の夏に音楽と出会うまでに桜井少年の棚には入りきらないくらいのドラえもんが並んだという。

 桜井はかつて心を奪われたドラえもんの50周年と自身が50歳となる年にコラボが実現したことを「運命の再会」と表現。「のび太にとってのドラえもんのように、『ドラえもんという存在が、ストーリーが、プロジェクトそのもの』が、弱く情けない自分に寄り添ってくれているのだと、あらためてかみ締めながら、音楽でドラえもんに携わらせてもらいました」と語る。「Birthday」は、出会いと冒険を描く物語に寄り添うような明るく壮大なメロディーで、のび太たちを勇気づけ応援するような楽曲に仕上がった。

 桜井は「絶対見てくださいね。聴いてくださいね」と自信を持って映画と主題歌をPRしている。

◆ミスチルの映画主題歌◆

公開年  主題歌(映画)

2005年 「ランニングハイ」(フライ,ダディ,フライ)

 07年 「くるみ―for the film―幸福な食卓」(幸福な食卓)

    「フェイク」(どろろ) 

    「旅立ちの唄」(恋空)

 08年 「花の匂い」(私は貝になりたい)

 09年 「fanfare」(ONE PIECE FILM STRONG WORLD)

 11年 「蘇生」(ライフ―いのちをつなぐ物語―)

 12年 「祈り~涙の軌道」(僕等がいた 前篇)

    「pieces」(僕等がいた 後篇)

 13年 「REM」(リアル~完全なる首長竜の日~)

 14年 「放たれる」(青天の霹靂)

 15年 「Starting Over」(バケモノの子)

 16年 「足音~Be Strong」(信長協奏曲)

 17年 「himawari」(君の膵臓をたべたい)

 18年 「HANABI」(劇場版コード・ブルー―ドクターヘリ緊急救命―)

 20年 「Birthday」(映画ドラえもん のび太の新恐竜)

「映画ドラえもん のび太の新恐竜」

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