就職面接で長期的な在職を求められたら、どう答える?
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就職面接。
「あなたの強みを教えてください」「具体的にどんな仕事をしたいですか」といったおなじみの質問なら、あらかじめ答えを用意しておくことができます。
一方で、個人的事情や家族計画などに関係する(米国では)違法の質問をされたら、答えなくてもまったく問題ありません。
ただ、この2つの間には、違法ではないけどすぐには答えにくい、いわゆるグレーゾーンが存在します。
その代表例が、まだ正式に採用されてもいない雇用主候補に対し、長期的な献身を約束させられるケースです。
Forbesの記事で、ある読者がこのジレンマについて相談していました。
1年前にこの会社に就職したとき、上司に2年間は辞めないという書類に署名させられました。あれから1年が経過した今、私は辞めようとしています。
あなたも、似たような質問をされたことがあるかもしれません。
たとえば「5年後のあなたについて教えてください」という質問。それはあなた自身の長期目標を尋ねられているのでしょうか、それとも会社への献身を試されているのでしょうか。
おわかりのように、この質問はたいてい後者を意味しています。
「長期的に働ける」と答える、リスクはある?
人材スカウト会社のMillionaire RecruiterとTechees.comでCEOを務めるBriannna Rooney氏によると、「企業は、長期で働いてくれる従業員を求めている」そうです。
たとえ会社への貢献を求められても、それは拘束力のある合意ではないことを知っておく必要があります。
(ただし、採用時にこの付随契約を含む拘束力のある契約書に署名した場合は別。でも、Forbesによると、その場合でも、契約や雇用主によっては同意書を容易に破棄できることが多いそうです)
とはいえ、Yesと答えることの意味を考えておかなければなりません。
Ask A ManagerのAllison Green氏が書いているように、言葉による約束よりも早い退職は、業界における自身の評判に傷がつく可能性や将来その会社に戻ることが難しくなる可能性が考えられるものの、それ以外に明らかな影響はありません。
拘束力のある契約を交わしているときは、上記の懸案事項のほかに、場合によってはボーナスやその他のインセンティブを失うかもしれません。
長期の約束での就職を考えているなら、これらのリスクについてじっくり考えておきましょう。
もしも初めからそのような質問をされることに違和感があるなら、約束はできないと答えても構いません。
あるいは、将来に関する質問に対し、具体的なタイムラインを示さずに答える方法もあります。Green氏は、こんな倫理的な答えを勧めています。
私には未来を予測することはできませんし、変わらないものはありません。でも、双方にとってすべてがうまくいくのであれば、長い間ここにいることを私は望んでいます。
Rooney氏は、5年間の計画を具体的に聞かれた場合の別の答え方を提案しています。
私は、自分自身が成長できると同時に、一緒に学べる会社を見つけたいと思っています。
それでも就職面接が近くて落ち着かない人は、こちらのガイドをご覧ください。聞かれるかもしれない質問を、あらかじめ予想しておくのです。
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Source: Forbes,Ask A Manager
Josh Ocampo - Lifehacker US[原文]
訳:堀込泰三
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