日本ハムの吉田輝星投手(18)が18日、千葉・鎌ケ谷の球団施設で初の契約更改交渉に臨み、30万円増の1030万円でサインした。吉田輝は5年以内の年俸1億円突破を目標に掲げた。
「使い道がないし、貯金が良いのかな。たまっているとうれしいので。金額が上がるうれしさも実感できました」。今季は1勝3敗、防御率12・27。1軍で登板したことが評価され微増となり笑顔を見せたが、頭には大きな目標が浮かんだ。
「やっぱり1億円は超えたい。できれば育成対象が終わるまでにですね。将来は何億も稼げるプレーヤーになりたい」。日本ハムで高卒の育成対象期間といわれるのは5年。球団では高卒ではダルビッシュが4年目、大谷が3年目で大台突破を実現している。
その青写真に必要なのは決め球。来季はフォーク習得をテーマに課している。「ストレートの腕振りでどれだけ落ちるかですね。しっかり練習したい」。打者の頭に印象づけられれば自慢の直球がさらに生きる。「今年は厳しさを知った。来年はしっかりできるようにしたい」と2年目の飛躍を狙う。 (土屋善文)