ファーウェイ・ジャパンで端末事業を統括する呉波ファーウェイデバイス日本・韓国リージョンプレジデントは14日、新商品発表会後に行われた産経新聞などとのインタビューで、次世代の第5世代(5G)移動通信システムに対応したスマートフォンについて「商用化や東京五輪に合わせてシリーズで日本市場にも投入していく」と明言した。呉波氏との一問一答は以下の通り。
--日本では2020年春をめどに5Gサービスが始まる
「当社は(5G関連の研究開発に)40億ドルを投資してきた。海外ではすでにサービスが始まっており、19年は5G元年といわれる。当社は現行方式と5Gの両方に対応した端末をスイスや英国で発売している。日本にも投入し、複数の販売チャンネルを通して5Gビジネスを推進していく」
--携帯事業者を選べるSIMロックフリー市場が中心か、それとも大手か
「どちらも(発売の)話が進行中だ。ファーウェイは5Gの技術が非常に進んでおり、他社より半年から1年先行しているといわれているからだ」
--安全保障上、懸念のある外国企業を並べた米政府の「エンティティー・リスト(EL)」入りしてからの日本の販売状況は
「(リスト入りが)当社のビジネスに深刻な影響を与えているかというと、そうではない。グループ全体の19年1~9月期の売上高は前年同期比で24.4%増えたし、スマホの出荷は18年より64日前倒しで2億台を達成した。(販売面で)成果を出していることが、影響に関する問いへの一番の答えになる」
--米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」は使い続けるのか
「(スマホなどの)スマート製品では、優先してアンドロイドOSを使っていく。グーグルとは良好な関係を保っている。ファーウェイの独自OSは、アンドロイドと米アップルのiOSの代わりではなく、さまざまな端末が互いにつながる次世代に向けたものだ」
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