SQLってなんだ?「だれでもわかる」教え方とは
志村亮
2019年11月17日08時00分
■凄腕しごとにん
データミックス 社長 堅田洋資さん(37)
「ビッグデータ」「人工知能」「機械学習」。そこまでは何となくわかる。でも「SQL(エスキューエル)」「Python(パイソン)」「R(アール)」と言われたら、聞こえないふり……。
そんな経営陣、管理職が多くないか。「経験と勘」頼みでデータがあまり活用されないのは、説明されても上司が重要性を分からないからではないか。ビッグデータを扱う「先端IT人材」は2020年時点で約5万人足りない、という政府推計もある。そう考え、データ分析の専門家を育てる社会人向け事業を17年に立ち上げた。
「中学数学からわからない人でもわかる」ことをめざす講義に定評がある。起業から3年弱。大手企業の研修も受け入れ、巣立った専門家の「卵」は約100人になった。
ちなみにSQLやPythonは、データ分析に使われるプログラミング言語だ。
SQLって何ですか?とたずねると「100億行もの巨大なエクセルを操作できるツールです」と答えが返ってきた。もし、エクセルで「100億行」あったら、途方に暮れる。それぐらい大きなデータでも扱えるパワフルな言語なんだ、というイメージがわいてくる。
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