E-1サッカー選手権(前身:東アジアサッカー選手権)は2年おきに開催される東アジアの最強国を決める大会。今回は2019/12/10(火)~2019/12/18(水) 韓国で開催される。
E-1サッカー選手権とは全く関係なさそうだが、11月17日のU-22日本代表がU-22コロンビア代表に0-2で完敗(試合結果・寸評はこちら)。
これを受けて東京五輪でOA枠を活用する決断をしたハズ。ただ、決断しても五輪直前の融合では全く意味がない。
ならばU-22日本代表とOA候補の融合は早い方が良い。では、「リオ五輪失敗の教訓をいつ活かすのか?」、「今でしょ」(今とはE-1サッカー選手権)。今から活かせば、「東京オリンピック男子サッカー:リオの失敗を活かせば金メダルへの扉が開ける!」。
E-1サッカー選手権に期待する具体的な点は、
- 東京五輪に向けた強化試合として臨むか?
- 東京五輪世代を何人招集し何人起用するか?
- オーバーエイジ候補は国内組から!
OA候補を国内組から選ぼうと考えているなら間違いなくこの試合に出場するだろう。それではどうして、オーバーエイジ候補と五輪世代で臨むべきか、詳しく紹介したい。
なお、東京五輪サッカーに関する次の記事もご覧いただければ幸いです。
また、五輪世代の起用で注目される「2022年W杯アジア2次・最終予選は見どころいっぱい、日程・試合結果」もよろしくお願いします。
- 東京五輪に向けた強化試合として臨めるか?
- OAを含めた五輪代表候補で臨める試合はメチャ少ない
- 東京五輪世代を何人招集し何人起用するか?
- オーバーエイジ候補は国内組から!
- 過去の五輪データでみるベスト4の条件(参考)
- 【サッカーランキング記事】
- まとめ
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東京五輪に向けた強化試合として臨めるか?
「金メダルへGo!」と言ったが東京五輪での金メダル。E-1サッカー選手権で優勝したところで賞金は50万ドル。それよりも東京五輪に向けた初めての強化試合として臨むほうが価値がある。リオ五輪の二の舞を避ける(OA候補と五輪世代の融合ができたのはブラジルに入ってから)ためには、この大会から東京五輪代表候補(OA候補+五輪世代)で臨みチームの完成度を上げる第一歩を踏み出すべき。
OAを含めた五輪代表候補で臨める試合はメチャ少ない
この先、東京五輪日本代表候補としてチームの完成度を上げるため何試合組めるだろう? E-1選手権から始めればやり方次第で7試合組める。
ベストのオプションは、アジア2次予選の後半戦4試合を東京五輪日本代表候補で戦うことだが、それは全く期待できない。
ではどうする?
アジア2次予選では国内組からほとんど召集していない。これからは召集0でいい。その代わり、アジア2次予選2ゲームの間に東京五輪代表候補の親善試合を実施。これで2試合プラスできる。
さらに、五輪直前に強化試合を2試合ほど組むだろう。これで7試合になる。
なお、アジア2次予選で日本の首位通過が確定するのは早くて3月末なので消化試合は多くても2試合(6月)だが、この2試合を東京五輪日本代表候補で臨めば更に2試合増えてチームの完成度を極限まで上げられる。
東京五輪に向けて最も必要なことはチームの完成度を上げる事。やり方次第でどの出場国よりもチームの完成度を上げられる。というかどの国もOAを含めてのチーム作りに時間がとれないのが実状。チーム完成度を上げることが実力で世界のトップでない日本が東京五輪で金メダルを獲る唯一の道。
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東京五輪世代を何人招集し何人起用するか?
東京五輪代表候補チームとしての完成度を上げるためには、多くの東京五輪世代を招集しなければならない。少なくても10名の招集を期待するが、さてどうなるか、ここが大きな注目点であり東京五輪の成績を左右する。
当然のことながら東京五輪世代を招集しただけでは「顔合わせ程度」で終わり価値はしれている。五輪世代の先発起用で望んでもらいたいものだ。10名召集したとして各試合に少なくても5名ほどの先発起用を期待したい。
これなら五輪日本代表候補としてチームの完成度を上げるべくOA候補と五輪世代候補融合の第一歩が踏み出せる。
ところで、何故、5名? OA候補3名+国内五輪世代候補5名、これに欧州組5輪世代で東京五輪ほぼ確定組(久保、堂安、冨安)の3名を加えれば11名。
オーバーエイジ候補は国内組から!
繰り返しになるが、E-1サッカー選手権の最大の価値は「オーバーエイジ候補と五輪世代の融合」から生まれる。48年ぶりのメダルを期待されながらOAと五輪世代の融合がほぼゼロが原因で1次リーグ敗退となったリオ五輪の失敗は繰り返したくない。そのためには早くから融合を図りチームの完成度を最大限に上げること。これができるようなOA候補選びがベスト。
問題は誰がOA候補としてベストか? オーバーエイジ候補については巷では久保だ、南野だ、大迫だ、という声が上がっているが、必要なのはディフェンスの強化。何故ディフェンス? それは過去ベスト4になったチームの五輪成績を検証すれば明白なこと。
さらに海外OA候補と国内五輪候補の融合は欧州のシーズンが終わるまではお預けでチーム力アップは不可能。おまけに海外組からのOA候補を招集することはほぼ不可能。海外組は諦めて国内組に絞るべき。
ディフェンスの強化になる畑中慎之介、室屋成、橋本拳人を上げたい。ただ、その実現にはJFAによる「オーバーエイジ候補選びは戦略ファースト」の立案が大前提。OAに誰を選ぶかは別にして、すでにOA戦略は練っているはず。JFAの勇気ある英断を期待する。
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過去の五輪データでみるベスト4の条件(参考)
オリンピックサッカー男子:過去のベスト4分析
過去五回の五輪でベスト4になったチームのグループ・ステージにおける成績データを分析してみたら興味深い情報が得られた。ベスト4を目指すなら必須の情報と思うが・・・詳細はこちら!
オリンピックサッカー:過去のグループリーグ勝ち点分析
【サッカーランキング記事】
2019ー2020サッカーリーグランキング:Jリーグは世界で何位?
2019年度欧州クラブランキングと日本人選手の所属クラブ
海外移籍日本人サッカー選手の市場価値ランキングなど
まとめ
U-22コロンビア戦で見ての通り、同じ五輪世代でも普段組んでいないと連携が取れない。久保や堂安など欧州組は今後アジア2次予選には招集されず、五輪代表候補の試合に集中するとの話。当然だ。
更に難しいのはOAと五輪世代の融合。リオ五輪の失敗を繰り返さないためにも早めの準備(チーム作り)が極めて重要だ。「その第一歩をE-1サッカー選手権にすべき」と紹介した次第である。
それにはJFAの覚悟が必須。失敗したら全員辞職するくらいの覚悟でもって大胆な東京五輪戦略を立てれば、森保監督が素晴らしい戦術を駆使して日本を東京五輪金メダルへ導くだろう。
私の提案は極端でほぼあり得ない話だが、金メダルを目指すには避けて通れない道であると強く信じている。
だいぶ先の話だが、私の予想するOA候補が選ばれるか、東京五輪日本代表の発表が楽しみだ!